新規事業で重要なことは「仮説は立てることよりも、検証すること」

EnterpriseZine / 2013年8月9日 8時0分

(www.businessmodelgeneration.com)

2013年6月29日、公益財団法人京都高度技術研究所アステム(ASTEM)が主催するビジネス総合力養成講座「京都D-School」の開講記念講演の第2弾が開催された。研究開発マネジメントのコンサルティング、グローバル人材育成コンサルティングをされている大江建氏による「仮説のマネジメント」の講演に、京都を中心とする大企業・中小企業、上級職から現場まで、さまざまな顔ぶれが多数集まった。その講演内容をレポートする。

■なぜ仮説のマネジメントが必要なのか

 大江氏は、米国メリーランド大学理学博士(Ph.D)を取得後、コロンビア大学経営学修士(MBA)を取得した。実験物理学の知見を経営学に活かし、実験経営学を提唱した。実験経営学の理論と実践をまとめた著書『なぜ新規事業は成功しないかー第3版』がある。

 ビジネスを取り巻く環境は、ますます不確実性が高まっている。高度成長期以降に、世界でも突出して高齢化が進み、人口動態が大きく逆ピラミッド型になってきた日本は、まだ見ぬビジネス環境へと突入しているといえる。

 このような状況で、大企業から中小企業においても、新規事業の創出に大きな期待がかかる一方で、その不確実性ゆえに、継続した取り組みを行うことが難しい状態にある。

 新規事業創出と、その実効性を高めるために中核をなすコンセプトが、大江氏の提唱する「仮説のマネジメント」だ。仮説のマネジメントは、すでに1980年代から提唱されており、時代を先読みしているともいえる大江氏の示唆に富んだ実践と理論をご紹介したい。

 講演は、現代の不確実性の高いビジネス環境について共有するところから始まった。「不確実性の高さを裏付ける2つの要因」について解説している。

亀田 真司[著]

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