RDBMSの歴史の中にみるIBM DB2 10.5

EnterpriseZine / 2013年8月28日 0時0分

みなさんこんにちは。日本IBMでDB2をはじめとしたInformation Management製品群のマーケティングを担当しています、中野です。私は過去20年以上にわたって、IT業界でRDBMSをはじめとしたさまざまなサーバー製品のSEやマーケティングを担当してきましたが、ここ数年は非常に新しい技術トレンドが生まれRDBMSも大きな進化を遂げていると実感しています。今回は、2013年6月に出荷を開始した最新のIBM DB2 10.5について、その登場にいたる背景をRDBMSを振り返りながら紹介したいと思います。

■意外に浅い、商用のRDBMSの歴史

 商用RDBMSの歴史は意外と浅く、1980年代前半にIBMのメインフレーム上で稼働するSystem Rがその原型となり、その後1983年にDB2が誕生しました (正確にはDATABASE 2という製品名で、略称としてDB2と呼ばれた)。

 RDBMSの最も大きな特徴はSQL言語という非手続型の言語が使われたことにあり、1980年代後半からSQLが国際標準のISOで批准されたことでその後急速に普及し、今ではほぼすべての企業が何らかの形でRDBMSを導入しています。

 その後約30年の間に、CPUは16bitから32bit、64bitへと進化、クロック数は1,000倍以上に高まり、メモリやハードディスクの容量はMB単位からGB、TBへと拡張され、同時に劇的な低価格化が進んだこと、IT化が急速に進んできたのはご存じの通りです。

 話をRDBMSに戻すと、1980年代後半から2000年頃までの主なポイントはパフォーマンス、スケーラビリティ、および可用性が注目点であり、いかに多くのトランザクション処理を実行できるかを各ベンダーが激しく機能や性能を競い、エンジニアはパフォーマンスチューニングやトラブルシューティングのスキルを競っていました。

 しかし、前述の通りハードウェアとソフトウェアが進化し、劇的に価格が低下したことで、パフォーマンスの問題は比較的解決しやすい課題となりました。

■ビッグデータの時代へ

 一方で2000年以降は別の大きなトレンドが起こっています。

 インターネットや高速無線通信、携帯デバイスの普及と、ソーシャルネットワークが爆発的に普及し、また各種センサーが生活のあらゆる場面に張り巡らされることで、データが爆発的に増え始めています。

EnterpriseZine

トピックスRSS

ランキング