Oracle Database 12cを触ってみた。

EnterpriseZine / 2013年9月9日 8時0分

さて、2013年7月、満を持して登場したOracle Database 12c。その後は、Oracleやその他のWebメディアなどから、この新製品についてさまざまな情報が発信されている。とはいえ、それらの情報は、現時点ではどちらかと言えばメーカー提供の「カタログチック」なものが多く、12cの実体に迫っているようなものはまだまだ少ない。ならば、DB Onlineでは、新しいOracle Database 12cの真の姿はいったいどんなものなのか、それに肉薄する情報を発信したいと考えた。そこで、Oracle ACEでもありOracle Databaseには精通しているインサイトテクノロジーの新久保浩二さん、さらには話が脱線しないようお目付役に日本オラクル 製品統括本部 テクノロジー製品技術本部 プリンシパルエンジニアの近藤暁太さんを招き、Oracle Database 12cの真の姿について話を伺った。進行役は谷川が務め、原稿起こしと記事執筆は加山恵美さんにお願いした。

■プリミティブなところがごっそり変わったという印象ではない

 谷川:7月にOracle Database 12cが国内提供開始となりました。12cの新機能や特徴についてざっくばらんに語っていきたいと思います。まずはマルチテナントアーキテクチャから。コンテナデータベース(CDB)やプラガブルデータベース(PDB)がまだよく分かっていません。どう考えればいいのかな。

 新久保:中身までは見ることができないので触った印象ですが、PDBはスキーマです。スキーマがあたかもデータベースのように振る舞っているかのように見えます。例えばライブラリのダンプ(*1)を見ると、PDBはスキーマの拡張のようだと感じています。

 近藤:PDBがスキーマと違う点はアプリケーションの実行環境であるということです。アプリケーションに必要なデータベース環境をPDBの中に閉じ込めて分けるというコンセプトになっています。PDBにアプリケーションの環境を閉じ込めて、テナントとして分けると移動しやすくなるという利点が生まれます。

 新久保:そうそう。Oracle DatabaseからPDBを見たらどう見えているのかな。

 谷川:PDBがスキーマの拡張に見えるというあたり、ユーザーはSQLをたたくとか操作すれば片りんを見ることができるの?

 新久保:いいえ、SQLやデータベースのレイヤでは見られません。ただメモリのダンプを取るとスキーマっぽく見えます。

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