モバイルユーザーのセキュリティIQは低い― シマンテック「2013年ノートンレポート」

EnterpriseZine / 2013年10月16日 19時30分

"BYOD"の実態を示す数字(日本国内)

 シマンテックは10月16日、消費者のセキュリティ意識やサイバー犯罪の動向などを調査したレポート「2013年ノートンレポート」を公表した。2010年から実施している「ノートンネット犯罪レポート(Norton Cybercrime Report)」の名称を変更したもので今年で4回め。調査は、世界24ヵ国、18歳から64歳までのオンラインユーザー約1万3000人を対象に、2013年7月4日から8月1日の間に行われた。

 発表にあたったマーケティング統括本部本部長の岩瀬晃氏によると、調査結果のポイントは大きく4つある。1つめは、PCと比較してモバイルデバイスを利用するユーザーのセキュリティ意識が低いこと。2つめは、サイバー犯罪の被害額は微増だったが、一人あたりの被害額が増えたこと。3つめは、仕事と娯楽の境界線が曖昧になっていること。4つめは、ソーシャルメディア上でリスクの高い行動をとっていること。

 1つめのモバイルデバイス利用におけるセキュリティ意識の低さについては、次のような項目で調査したという。

 ・知らない人からの不審なメールを削除するか
 ・モバイルデバイスに対して、パスワード設定やファイルバックアップといった基本的な対策を行っているか
 ・機密ファイルをオンライン上に保存していないか
 ・就寝時に手の届くところにデバイスを置いていないか
 ・高度な保護機能を備えたモバイルセキュリティソフトを利用しているか
 ・モバイルデバイス用のセキュリティ製品が存在していることを知っているか

 このうち、上から3つの項目について、PC、タブレット、スマートフォンごとについてまとめたのが次の図だ。図中では「セキュリティIQ (Consumer's Security IQ)」という言葉が用いられている。PCユーザーの場合、「不審なメールの削除」「基本的なセキュリティ対策の実施」「機密ファイルをオンラインに保存しない」の割合がそれぞれ90%、72%、78%と高かったのに対し、タブレットユーザーは60%、42%、33%と低くなり、スマートフォンユーザーは56%、33%、48%とさらに低くなった。

 「使っているデバイスによってセキュリティに対する意識が変わっていることがわかる。実際にサイバー犯罪の被害に遭ったどうかについて調べた数字を見ても、日本の場合、全体の7%に対しモバイルユーザーは13%と約2倍になった。低いセキュリティ意識のままモバイルを利用し、また適切な対策を講じないことを背景に、サイバー犯罪の被害に遭いやすくなっていると推測できる」(岩瀬氏)

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