「DBaaSにオラクルの最新技術のすべてを投入する」―Oracle Days Tokyo 2013―ホアン・ロアイザ氏講演

EnterpriseZine / 2013年10月24日 0時0分

遠藤会長

 2013年10月22日、Oracle Days Tokyo 2013が始まった。挨拶のためにステージに登場した日本オラクル 取締役会長の遠藤隆雄氏は、今年のテーマは「イノベーションの構想から実践へ」だと言う。

 計画、構想の段階は過ぎ、企業は新たな革新を実践すべきときに。それをサポートするために、OracleはITをシンプルにしている。この「シンプルにする」というのは、禅の精神にもつながり本来日本人が最も得意とするところだろう。

 「日本人がこの心をもてば、世界を席巻できるはずです」と遠藤氏。そのシンプルなITの象徴となるのが、Oracleのエンジニアードシステム。これは、ハードウェアとソフトウェアを統合するだけでなく「エンジニアードすることで、よりシンプルに提供します。そこから、顧客のイノベーションを加速できます」(遠藤氏)

■行型とカラム型を1つのデータベースのメモリー上で同時に実現

 遠藤氏の後を引き受け基調講演を行ったのは、エンジニアードシステムの代表Oracle Exadataの開発責任者でもあるOracle Corporation システム・テクノロジー シニア・バイスプレジデントのホアン・ロアイザ氏。彼は、1988年からOracle Databaseの開発に携わっており、Oracle Exadataはもちろん先月Oracle OpenWorldで発表されたインメモリーデータベースの開発責任者も担っている。

 「インメモリーのゴールは、データベースの処理を速くすることです。これは、とくにクエリーを速くし即時に答えを返す。データウェアハウスだけでなくOLTPも速くすることで、さまざまなデータベースで利用可能なものです。この機能は、簡単に導入できるのも大きな特長です。既存データベースに設定を追加するだけで、データベースが極めて速くなります」(ロアイザ氏)

 過去何年もの間、データベースのデータは行型のストアで処理されてきた。OLTP処理にはこの行型が向いている。一方で、カラム型という考え方がある。こちらは分析処理を高速にできる。現状、顧客は、これらのどちらかを目的に応じて選ばなければならない。

 「行を選ぶと分析がうまくいかず、カラムにするとOLTPがうまくいきません」とロアイザ氏。この状況を解決するために生まれたのが、Oracleのインメモリーデータベース機能だ。

 「Oracleでは同時に両方の処理を可能にしています。どちらかを選ぶのではなく、行の形でもカラムの形でも、同じデータが入っています。実行するクエリーごとに、どちらが軽く処理できるかでそれらを選択することになります」(ロアイザ氏)

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