VMware NSXの国内採用事例を発表--NTT Com、ニフティ、関電システムソリューションズが採用の理由を解説

EnterpriseZine / 2013年11月7日 15時30分

左からカサド氏、上野氏、ゲルシンガー氏、田中氏、角野氏、三木氏

 ヴイエムウェアは11月6日、ネットワーク仮想化製品「VMware NSX」が国内の複数のサービスプロバイダーに採用されたと発表した。VMware NSXはオーバーレイ型のネットワーク仮想化を実現する新製品。年末リリースに向けて、一部の顧客に対するベータプログラムが進められている。今年6月にはNTTコミュニケーションズのエンタープライズ向けクラウドサービス「BizホスティングEnterprise Cloud」の採用事例(旧製品のNiciraの事例)がリリースされていたが、今回は、それに続き、同社のパブリッククラウドサービス「BizホスティングCloudn(クラウド・エヌ)」でも採用されたことを発表した。また、ニフティと関電システムソリューションズが、VMware NSXベータカスタマープログラムに参加し、それぞれパブリッククラウドサービス「ニフティクラウド」の基盤として、大阪のデータセンター2拠点の基盤として、NSXの検証を行っていることを発表した。

■NSXは、サーバ仮想化の次のステップの仮想化を実現するものとして重要になる

 発表会には、ヴイエムウェア代表取締役社長の三木泰雄氏、米VMwareのCEOのパット・ゲルシンガー(Pat Gelsinger)氏、米VMwareネットワーク担当CTOマーティン・カサド(Martin Casado)氏が参加。また、NSX利用企業として、NTTコミュニケーションズ クラウドサービス部長の田中基夫氏、ニフティクラウド本部クラウド事業部長の上野貴也氏、関電システムソリューションズITサービス事業本部ITサービスインフラ構築部部長の角野俊朗氏が参加し、利用の経緯や期待を語った。

 NTTコミュニケーションズの田中氏は、採用に至った理由として、同社の「グローバルクラウドビジョン」との親和性を挙げた。グローバルクラウドビジョンは、ネットワークを含む統合されたICT環境をクラウドとしてグローバルに提供することを推進するもの。田中氏は「同じ方向に向かって一緒にやれることがあるのではないかと検証や研究開発を行った。VMwareはソフトウェアプロバイダーで、われわれサービスプロバイダーと立場は異なるが、向かっている先は同じだ」とした。

 BizホスティングEnterprise Cloudでは、NSXを顧客のデータセンターとNTT コミュニケーションズのデータセンターの間で仮想的なトンネル掘り、データをマイグレーションするサービスに用いている。オーバーレイ型の製品でL3ネットワークを拡張できるため、移行にあたってIPアドレスの再設定が必要なくなるというメリットがある。一方、Cloudn(クラウド・エヌ)では、NSXとOpenstackを組み合わせて、同社のVPNサービス「Arcstar Universal One」とCloudn(クラウド・エヌ)などのパブリッククラウドといった別々のネッワークを同じネットワークのように扱うことができるようにした。

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