クラウドサービスベンダーでトップを突っ走るAmazon Web Servicesのあらたな動き

EnterpriseZine / 2013年11月19日 0時0分

 相変わらずIT業界は、秋のイベント満載期間が続いている。12月の初旬くらいまでは、この状況は続くだろう。ベンダーやSI会社などは、これらイベントをきっかけに今期中のビジネス成立のための最後の追い込みと、来期の予算獲得に奔走することになるのだろう。そんなことを考えていると、ああ今年も残り少なくなったなぁと実感することになる。

■Amazon Redshiftがセキュリティや監査などの機能を更新

 そんなITベンダーの思惑に便乗するがため、今週はSalesforce.comのイベント「Dreamforce 2013」に参加すべく再び米国サンフランシスコへ来ている。先日東京で行われた同社のイベント「Customer Company Tour Tokyo」では、ほとんど新サービスや新機能の説明はされず、ちょっと物足りなかった感もあった。とはいえ、詳細は明かされなかったが、プラットフォームに改めて注力するというメッセージもあり、DB Online的にはそのあたりのニュースに注目したいと思っている。

 さて、先週の話題といえば、Amazon Web Servicesの新たな動きだろう。米国ラスベガスで「AWS re:Invent 2013」が開催されたこともあり、それに合わせいくつか興味深い発表があったのだ。その1つが、Amazon Redshiftの機能アップデート。性能面の強化、データロード機能の追加が発表され、暗号化、監査機能についても更新が行われた。その他にも、自動的にリージョン間でスナップショットのコピーをとる機能も追加される。こちらは、コピー先のリージョンと保持期間を設定するだけで、あとはRedshiftがすべてを自動で管理してくれるようだ。

 こういった運用面、管理面での機能強化は、エンタープライズ用途をかなり意識したものだろう。高い性能、それを低コストで提供するのは、たしかにクラウドの世界で先行するAmazon Web Servicesの大きな魅力ではある。しかしながら、それだけでは企業の採用基準には合格しない。信頼性やセキュリティ、そして今回追加された監査などにどのように対応できるのか。そういった面の充実がなければ、大手企業などでは本格的な採用にはなかなか至らない。逆にこのあたりが機能するようになれば、スタートアップ企業や中堅、中小企業だけでなく、採用は大手企業への本格的に拡大するだろう。

  • 前のページ
    • 1
    • 2
  • 次のページ
EnterpriseZine

トピックスRSS

ランキング