Oracleはクラウド「だけ」のビジネスには興味なし

EnterpriseZine / 2014年1月28日 0時0分

 今週は、Oracleの話題を。先週、米国オラクル・コーポレーションのシニアバイスプレジデントでチーフ・コミュニケーション・オフィサー ボブ・エバンス氏が来日、最近のOracleのコーポレートメッセージを語った。彼は、いわゆる広報部門のトップ、CEOであるラリー・エリソン氏に直接レポートする立場にある。そして、Forbes.comに自ら定期コラムを執筆するなど、裏方の広報担当と言うよりも自らメッセージの発信源としても活動している。

■ビッグデータやモバイル、ソーシャルを活用するには既存アプリケーションの刷新が必要

 現状、多くのITベンダーが、トレンドキーワードとして「ビッグデータ」「モバイル」「ソーシャル」を挙げる。Oracleはこれに加え「Internet of Things」、さらに「アプリケーションの刷新」を挙げる。最後のアプリケーションの刷新は、Oracle独自のキーワードと言えそうだ。

 ビッグデータ、モビリティ、ソーシャル、Internet of Thingsによって、今後のITの世界は、消費者がより力を持つようになり、大きく生まれ変わるだろう。しかしながら既存のITシステムは、その新しいITの世界には対応していない旧式アプリケーションで構成されている。なので、新たなトレンドを企業が現実のものとしビジネスに活用するには、旧式なアプリケーションを刷新する必要があるということだ。そのための最適なプレイヤーが、ITに必要な要素をフルスタックで提供するのがOracleだと言う。

 もう1つエバンス氏の指摘で興味深かったのが、ソーシャルの部分。「ソーシャルは、ソーシャルメディアではなく、ソーシャルビジネスになってきています」とのこと。つまり、消費者がソーシャルネットワークを活用するだけでなく、企業内で新たなソーシャル的なコミュニケーションを行うことも活性化する。ソーシャルネットワークを重要視するベンダーが多い中、さらに広い範囲でソーシャルというキーワードを捉えているのがOracleということだろう。

 「企業は、ソーシャルメディアに積極的に参加しないとリスクになります。ビッグデータについては、多くの企業が活用するための取り組みを行うと言っています。新しいアプリケーションは、すべてモバイル向きに作ることになるでしょう。そして、ほとんどのビジネスリーダーが、より迅速に動きイノベーションに向かっていくために、クラウドを選択するでしょう」(エバンス氏)

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