これからは「自分のパッションを人に共有する力」が問われる-DeNA南場氏が語ったメッセージとは?

EnterpriseZine / 2014年4月14日 8時0分

来場者へ「自分のパッションを人に共有する力」というメッセージを送る南場氏    

 3月12日、「第22回ベンチャー・プライベート・カンファレンス白熱ベンチャー教室2014」が慶應義塾大学ビジネス・スクール(KBS)と日本テクノロジーベンチャーパートナーズ(NTVP)の共催で開催された。株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)取締役ファウンダーの南場智子氏が、「永久ベンチャー」と題して登壇したセッションをレポートする。

■ソーシャルゲームに依存しないビジネスモデルの再構築

 2014年2月、2013年第三四半期の決算発表が行われたが、DeNAは減収減益となった。プロ野球がオフシーズンになることや、国内のMobage事業の減少傾向などが続いたことが影響している。これまで売上の9割を占めていたソーシャルゲーム事業を、減収減益をどのようにたて直すかが重要だと南場氏は語る。

「2006年からMobageはスタートし、売上拡大を進めてきた。かつて、今と同じように売上の伸びが止まった時期があった。調べた結果、ヘビーユーザーの売上に偏り、ライトユーザーが減少したことが原因だった。これをどのように改善していくかが2008年当時の課題でもあった。そうした苦難を乗り越えながら、試行錯誤で成長を促してきた」

 2009年に怪盗ロワイヤルが誕生し、ソーシャルゲームの盛り上がりとともに事業を成長させてきた。そうした中、ソーシャルゲーム以外の新規事業を立ち上げ、新しい取り組みに舵を切ると南場氏は語る。

 「DeNAはゲームの会社だとは思っていない。ネットサービス事業が本業だ。ゲームはヒットに左右される。ゲームじゃない柱を作ることが大事。そのために、エンターテインメントや教育事業などを展開していく」

 その一つが電子マンガ雑誌の「マンガボックス」だ。人気マンガ家の作品が無料で閲覧できるサービスは、すでに300万以上のダウンロード数を誇っている。

「マンガ界の新しい才能の発掘の場として、また、既存のマンガ家が誌面とは別にチャレンジできる場として、新しい活躍の場を作っていきたい」

 すでに多言語対応を行っており、マンガボックスをきっかけに誕生する人気マンガ家の輩出を狙いながら、単行本などの収益手段を確立していく。

江口 晋太朗[著]

EnterpriseZine

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