Azure国内データセンター開設 - 海外リージョンと同水準価格で2月26日から利用可能に

EnterpriseZine / 2014年2月25日 16時45分

 日本マイクロソフトは2月25日、クラウドサービスWindows Azureの国内データセンターを開設し、2月26日から正式サービスを開始すると発表した。東日本(埼玉県)と西日本(大阪府)の2拠点(リージョン)を同時に開設し、日本国内だけでデータのバックアップやレプリケーションができるようにした。

 日本国内におけるデータセンター開設は、昨年5月に来日したスティーブ・バルマー元CEOが発表したもので、その後、開設時期は2014年前半であるとを明かされていた。Windows Azureは2010年からサービスを開始したが、これまでは日本国内にデータセンター拠点がなかった。このため、遅延を懸念する国内のユーザーであっても、東アジア(香港)や東南アジア(シンガポール)のリージョンを利用をえなかった。日本国内にデータセンターを開設することで、そうしたユーザーや、データを海外のデータセンターに置きたくないといったユーザー、国内だけで災害対策を行いたいといったユーザーのニーズにこたえる。

 代表執行役社長の樋口泰行氏は「日本データセンター開設は、新CEOのサティア・ナデラが推進したもの。3年にわたって検討を行い、早期利用プログラムに参加いただいた36社とともに検証を進めた。実証済みの状態でスタートできる」と、準備期間があったことで、安定したサービス運用ができると説明した。

 日本リージョンを利用する際は、クラウドサービスや仮想マシンを作成する際に、リージョンとして表示される「日本(東)」「日本(西)」を選択する。特徴としては、大きく、他社の国外リージョンとくらべてレイテンシーが3倍以上改善すること、国内でデータを保持できること、国内で災害対策ができることを挙げた。レイテンシーが改善することで、たとえば、リアルタイム性が要求されるアプリケーションが作成しやすくなる。また、災害対策として、リージョンごとに3重レプリカを作成し、それを東日本と西日本で冗長化する6重レプリカとなるため、信頼性の高い対策を国内だけで実現できるようになる。

 実際に国内データセンターに期待する声は多いとし、既存のユーザーの声をビデオメッセージとして紹介した。紹介されたのは、動画配信や並列コンピューティングでの利用を検討したいという静岡大学、タクシー配車アプリ「スマホdeタッくん」をAzure上で展開する東京ハイヤー・タクシー協会、レスポンスタイムの改善や今後ファイルサーバとしての利用を見込むサンリオ、これまで3本のネットゲームをAzureで構築しレスポンスタイムの改善を期待するスクウェア・エニックスの4社。

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