IBMと組んでより完全なセットができた‐‐SoftLayer CEOランス・クロスビー氏に聞く

EnterpriseZine / 2014年2月27日 13時45分

 米IaaSクラウドベンダー「SoftLayer」の買収でクラウドに大きく舵を切ったIBM。では、SoftLayer側にとってIBMと手を組んだ狙いや現状、今後の戦略をどう捉えているのか。SoftLayerの最高経営責任者(CEO)ランス・クロスビー氏に直接話を伺った。(現在、米ラスベガスで開催中のPulse 2014で実施されたグループインタビューの内容を元にQ&A形式にてお伝えする)

―2013年7月の買収後、組織や体制に変化はありましたか?

  いまのところありません。なぜかというと、買収後も24か月から36か月間は、IBMはSoftLayerを完全にスタンドアローン(独立した組織)であるという方針をとっています。もっというと、SoftLayerがどのようにものを売るかということを見てから今後の展開を決めるということです。したがって、我々のものをIBMはすでにかなり売っていますが、今のところ内部的には何の変化もありません。

―IBMとSoftLayerとの間で移行の課題はありますか?

 いまのところありません。SoftLayerに関しては移行が順調に進んでいます。また、買収が発表されたあと、2400の新しいお客様が私たちのところに来てくれましたが、これはすべて既存のIBMのお客様です。

―IBMと手を組んだ一番の理由は?

 最初の5年間、2005年から2010年までSoftLayerのお客様はインターネットから生まれた人「Born on Web」といったタイプのお客様だったのです。それが2010年以降、大きく変わってきました。特に2010年以降、最初の24か月でお客様になってくださった50社以上の企業がフォーチュン500社に名前を連ねているエンタープライズのお客様だったのです。ところが、こうしたいいお客様がついても弊社の中には営業チームや営業エンジニアリング、ソリューションチームというのがありませんでした。なので、製品はすごくよかったのですが、それを管理してくれるスキルをもっている人、アカウント管理をしてくれる人がいなかったのです。では、どうするか。選択肢は2つしかなく、自分たちがゼロから作るか、すでにそういうノウハウを持っている企業に協力してもらうかです。つまり、IBMがこの領域に強いということが手を組んだ一番の理由です。

―IBMはSoftLayerを吸収して一気にクラウドに舵を切った印象があります。逆に、SoftLayerがIBMと組んで大きく変わった点はありますか?

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