「人材採用」より「タブレット採用」のススメ

EnterpriseZine / 2014年4月7日 7時0分

 一般的な企業にとって、オフィスの家賃や水道光熱費は、全体的なコストの中で占める割合は意外と低いものだ。工場を持つ企業や研究所を必要とする企業にとっては、製造ラインや研究所、そこに投資する設備費も大きいが、多くの場合はリースで支払っていくことになる。そういった特殊な出費は別に考えると、やはり人件費が一番大きな固定費になる。もちろん、「人件費を減らそう」というのが今回の主題ではなく、せっかく集まってきた人たちに支払う人件費なのだから、もっと有効活用しようという提案だ。

■一番高い固定費は「人件費」、ならばもっと有効に活用できないか

 タブレットの導入を検討する企業の中には、「タブレットか、PCか」という選択をする企業があるのだが、はたしてそれは正しい選択なのだろうか。時期的にWindows XPのサポート期限が迫っていることもあり、「タブレットへの乗り換え」を検討している企業が多く存在する。あるいは、iPadではOffice等の編集に向いていないという理由で、Windowsタブレットを導入した結果、社員の不評を買っている企業もあるようだ。

 私が相談を受けた際にいつも答えていることは、「人件費がもっとも高いのだから、その人件費をより活かすためにも、タブレットとPCの両方を場面によって使い分けましょう」というものだ。例えば、タブレットは顧客への説明や一対一のプレゼンテーション、外出先でしっかりとした資料を作成する際は、キーボード付きのPCを使用するほうが望ましい。タブレットでは不向きだ。出張時にはPCとタブレットの両方を持参し、プレゼンテーションにはタブレット、資料作成にはPC、といったように、場面によって使い分けるということで、それぞれの機能を効率よく活用できる。

 「両方を持参する」というと、このモバイルの時代になぜ大荷物になるのかと言われそうだが、事実タブレットとPCでは、活用すべき場面が違う。その場面によってより適した端末を活用し、プレゼンテーションではその効果を最大限に発揮し、資料作成などではより快適に作成することができるように、その時々で使う端末が違ってくるのは当然のことだからだ。それに、10年前のPCとは違い、現在は1kg前後のものが中心になっており、例えばiPad AirとPCを持ち歩いたところで1.5kg程度。いずれもバッテリーは、ほぼ終日使えるのでACアダプタを持ち歩く必要もない。

大木豊成[著]

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