磯崎氏、藤野氏が語る「起業のファイナンス」/コイニー佐俣氏が語る「デジタル通貨の可能性」 

EnterpriseZine / 2014年4月16日 8時0分

デジタル通貨は日本上陸か

 3月12日、「第22回ベンチャー・プライベート・カンファレンス白熱ベンチャー教室2014」が慶應義塾大学ビジネス・スクール(KBS)と日本テクノロジーベンチャーパートナーズ(NTVP)の共催で開催された。同カンファレンスにて行われた「起業時代の、エクイティファイナンスの新常識」と「デジタル通貨は日本上陸か?」と題した2つのセッションの様子をレポートする。

 ベンチャー・プライベート・カンファレンス白熱ベンチャー教室2014では、起業家や投資家が集まり起業に関するトークセッションや、世界を目指す日本発コンテンツの最先端についての議論がなされた。「起業時代の、エクイティファイナンスの新常識」と題したセッションでは、FemtoGrowthCapitalLLP ゼネラルパートナー 磯崎哲也氏、レオス・キャピタルワークス株式会社 取締役 藤野英人氏が登壇した。

■計算できるリスク、できないリスクを見極めて「夢」を共有する

 対談形式で進められたセッションは、まず始めに、ベンチャーが持つ印象から話題は始まった。磯崎氏は、実社会における「胡散臭さ」が、時にベンチャーには必要なのではと語る。

 すべてにおいて正しいもの、誰にとっても正しいものは、人に対して新しい刺激や可能性を閉ざすものだとし、時に不必要なものや、一般的な視点で考えるとありえないサービスや製品の需要を作ることこそベンチャーであり、資本主義社会の発展にとって重要だという。

 一般的なベンチャーに対する印象として、藤野氏が教鞭を取っている大学のアンケートによると「80%以上がブラック企業だ」というコメントが集まったという。その多くが「リスクを取ることが悪」という印象だとし、起業や投資という不確実性に賭けることへのイメージを払拭すること、リスクを取ることへの意識を改善すべき要素だとした。

「“計算できるリスク”と“できないリスク”に分け、計算できるリスクに対して手当をし、計算できないリスクを回避しようと考えるといった、リスクに対するマインドシフトを起こすことが重要」(藤野氏)

 株式による投資は、投資をした企業が失敗すれば株式は1円にもならない。そのリスクをどう受け止めていくべきかという指摘に対して、「ダメになるかもしれないけど、成功することもある。だからこそ、投資をした人は投資先を応援しなければいけない。その結果、成功したら大きなリターンがある。ある意味で、夢を一緒に共有している行為」だと藤野氏は語る。

江口 晋太朗[著]

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