ビジネスアーキテクチャーとは、ビジネスの「全体像・部分・部分間の関係性」を可視化すること

EnterpriseZine / 2014年5月14日 8時0分

図10:イノベーションのための三種の神器

 昨年1月より約1年半にわたり、「ビジネスアーキテクチャー」集中講義というタイトルで情報発信させていただきましたが、今回はその最終回です。ビジネスアーキテクチャーを構成するビジネスモデルとモチベーションモデル、そしてここではご紹介できなかったケイパビリティモデルについてまとめていきます。

■ビジネスアーキテクチャーの3つの層を理解し「全体・部分・部分間の関係性」を掴む

 「これからのビジネスパーソンは、外科医であり、建築家であり、科学者である」
(アレックス・オスターワルダー)

 ビジネスアーキテクチャーは、ビジネスを行っていくうえで必要な要素とその相互関係を可視化するためのフレームワークです。建築家は建造物、医師は人体、科学者は自然といった、自身が専門とする領域の全体的な構造、全体を構成する部分、各部分の関係性や相互作用を理解しているからこそ、素晴らしい建物を作り、病気を治し、新しい法則を発見することができるのです。

 オスターワルダー氏が述べているように、これらからのビジネスにも同じことが求められるようになるでしょう。そこで一般的なビジネスパーソンでも、ビジネスの全体像、部分、部分の関係性を理解するということに役立つのが、本連載で解説させて頂いた「ビジネスアーキテクチャー」であると私は信じています。では、連載の最終回として、ビジネスアーキテクチャーの全体像をおさらいしたいと思います。

 ビジネスアーキテクチャーは、大きく3つの層から構成されています。1つ目はビジネス設計の構造を表す「ビジネスモデル」、2つ目はビジネス計画の構造を表す「モチベーションモデル」、3つ目はビジネス実行の構造を表す「ケイパビリティモデル」です(図1)。

白井 和康[著]

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