Suica履歴は個人データでした

EnterpriseZine / 2014年6月24日 15時43分

 前回に引き続き、去る2月24日、サロンド冨山房FOLIO(神保町)にて行われた、第1回プライバシーフリークカフェの模様をお届けしております。「プライバシーフリークの会」こと、山本一郎氏、高木浩光氏、鈴木正朝氏の3名が、個人情報保護法上の争点となった昨今のいくつかの事例をとりあげ、何が問題となっているのか率直かつ明快に解説。そして、改正個人情報保護法は何を守り、何を目指すべきかを考えました。

●第2回プライバシーフリークカフェ
  「大綱サイコー(再考)!」 開催のお知らせ

日時:2014年7月1日(火) 午後7時30分から約2時間

出演:プライバシーフリークの会(山本一郎、高木浩光、鈴木正朝)

【ニコ生】情報法チャンネルにて放送決定! http://ch.nicovideo.jp/rompal

お見逃しなく!!

■ターゲティング広告、日本のやりかた米国のやりかた

 山本 はい、というわけで後半を進めたいと思います。

 いま、個人の閲覧情報をトレースするために使われているcookie問題というのは非常に熱いところでありまして、まずはこの議論からしていきたいと思っております。

 cookieを使うことで個人的な履歴も含めてさまざまな情報がとれるようになってきました。そうなってくると先ほどの冒頭でありました、「個人情報とはなんぞ?」と言ったときに、定番であり当たり前のように使われているcookieについて論じないわけにいかなくなっているわけです。

 例えば、ある特定のニュースサイトに一定期間、定期的に訪問された読み手がどのようなURLをたどると結果的にどういうECサイトに飛んでいき、それが購買になるかということがなんとなく分かってくるようになります。そこに、属性データが組み合わさると、この読み方のパターンを持っている読み手の属性は何歳に山のある男性・女性で、スマホで朝読んでお気に入りフラグを付けた人が、夜に自宅に帰って22時台に買い物する傾向があります、みたいなトレースになってきます。

 分析の精度は業者によってさまざまですが、「ターゲティング広告」と簡単に言いますけども、「そもそもターゲティング広告とは何ぞや?」というところまで最近はその話が広がっていっており、可逆的にその人の行動や思考を分析して欲しい物を出していくということができるという話をしようとしています。

 これはこれで技術的に素晴らしいことであり、いまなおどんどん予測の精度が上がっていっている分野であるだけに、どこまで業者間で情報を融通して活用して良いんだっけ、というそもそものところに立ち返ってくるわけですよ。

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