データサイエンティストが集結!先端的なビッグデータ活用を紹介

EnterpriseZine / 2014年7月9日 0時0分

 去る6月27日、秋葉原コンベンションセンターにおいて、翔泳社主催『データサイエンティストサミット2014』が開催された。スペシャルセッションには、さまざまなステージで活躍するデータサイエンティストが登場した。そのもようをお届けする。

 スペシャルセッション冒頭で挨拶したのは、野村総合研究所の鈴木良介氏。「ビッグデータ元年」といわれた2011年から、現在までの動きを振り返った。

 当初はハードウェアやソフトウェアのベンダーのマーケティングメッセージ的なものだったビッグデータも、2013年になると企業経営者も認識するようなICTの時代キーワードになる。結果2013年以降には、一般企業の中期経営計画にもビッグデータ活用がうたわれるようになった。中期経営計画に入ってくれば、具体的には何をするかが決まっていなくてもビッグデータ活用はIT担当者などにとってれっきとした「業務」に昇格する。

 「業務になるといつまでに何をやりどれだけの儲けを出すのか、それを明らかにしなければなりません」――まさにそのための業務を開始するのが2014年度だと指摘した。

■良質なデータ収集にかかる費用は、ビッグデータ活用の「原価」の1つ

 データサイエンティストサミット2014のスペシャルセッションで講師を務めるスピーカーは6名。それぞれの講師が所属する企業は、ビッグデータ活用で先行している。成功もあれば苦労や課題もあったはずだと鈴木氏。そんな彼らから「実際のビッグデータ活用の経験」という貴重な話を聞けるのがこのセッションだ。

 そのトップバッターとなったのがQubitalデータサイエンスの草野隆史氏。Qubitalデータサイエンスは、10年間データ分析に取り組んできたブレインパッドとYahoo! JAPANが一緒に作った会社で、2014年1月に発足した。資本の割合は、51%がYahoo! JAPAN、 49%がブレインパッドとなっている。

 草野氏は、ビッグデータを活用するには3つの要素があると言う。1つめは、十分なデータの収集と蓄積。2つめは、データの加工だ。加工する際には、活用するのに必要となるスピードを発揮できなければならない。そして3つめは、適切な分析を行いそれをビジネスに適用し実際に活用すること。

 「ビジネス課題を分析へ落とし込みます。結果をビジネスに適用します。これら3つがうまく組み合わさっていないと、ビッグデータ活用はうまくいかない」(草野氏)

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