これからのセキュリティ業界を担う、平成生まれのスーパーハッカー! ―ゲヒルン 石森大貴さん

EnterpriseZine / 2014年8月22日 0時0分

ゲヒルンを支えるトップエンジニアたち。平均年齢は21歳!

 「ゲヒルン」という会社をご存知だろうか? アニメ「エヴァンゲリオン」に登場する秘密組織の名前から社名を取ったというこの会社、今セキュリティ業界でちょっとした話題になっている。というのも、社員わずか十数名、しかもその大半が平成生まれの若者ばかりなのだ(その中にはティーンエージャーが4人も含まれている!)。こう聞くと、数多ある学生ベンチャーの中の1つだと思われるかもしれないが、このゲヒルン、凄腕集団として今にわかに注目を集めており、既に金融機関など大手企業のセキュリティ診断を手掛けている。そんなゲヒルンを率いるのが、24歳の若さにして代表取締役社長を務める石森大貴さんだ。

 若い読者の中には、石森さんの名前をどこかで耳にした方も多いかもしれない。2008年、まだ高校三年生だったころに、TVドラマ「ブラッディ・マンデイ」のクラッキングシーンをブログで仔細に考察して話題になったり、あるいは東日本大震災の際に、「ヤシマ作戦」と題した節電運動をネット上で大々的に展開したことも記憶に新しい。

 このように、ネット上でたびたび話題を振りまいてきた石森さん。実はこのほかにも、その早熟ぶりを示すエピソードには事欠かない。以降で、その生い立ちを追ってみよう。

■小学生時代にレンタルサーバサービスを始めた早熟の天才

 宮城県石巻市に生まれた石森さん。その早熟ぶりは、早くも幼稚園時代から発揮されていたようだ。既に当時、家にあったワープロ専用機でタイピングをマスターしてしまったという。

 「祖父が持っていたワープロ専用機を触っているうちに、いつの間にかローマ字入力を覚えていました。幼稚園生なので、まだローマ字なんて習っていないはずなのに、なぜなんでしょうね(笑)」(石森さん)

 小学三年生のときには、学校に設置されていたPCに興味を持ち、毎日放課後になるとその前に座ってあれやこれやといじり倒していたという。そのいじり方というのが、また独特だ。普通なら真っ先にゲームに興味が向かうところが、石森少年はゲームには目もくれず、システムディレクトリの構成や、システムファイルの中身に興味が向かったというから面白い。

 「Windows 98パソコンだったので、昔のMS-DOSのなごりでシステムファイルの中身をそのまま読めたんです。それを見ながら、『ああ、こうなっているんだ!』とPCの内部の仕組みを調べるのが楽しかったんですね」

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