Avereはストレージシステムの概念を刷新する--ハイブリッド クラウドNAS「Avere FXT」

EnterpriseZine / 2014年9月18日 0時0分

▲出所:Avere Systems

 サーバーの仮想化はいまや当たり前の技術、多くの企業が活用している。一方でストレージの仮想化は一部先進的な企業で導入は始まっているが、サーバー仮想化ほど普及していない。とはいえ多くのベンダーがストレージの仮想化には取り組んでおり、Software Defined Storageと呼ぶようなソフトウェアによるストレージの効率的な制御、管理ソリューションにも積極的だ。仮想化やSoftware Defined Storageといった新たな動きがある中、DRAMやSSDを活用する独自のキャッシュ技術とグローバルネームスペースというゲートウェイ機能を組み合わせることで「ハイブリッド クラウドNAS」という独自のストレージ環境を実現しているのがAvere Systemsだ。

■容量と性能を完全に分離--Avereが目指すストレージの世界

 企業においてはアプリケーションやサーバーを増やすのに合わせストレージも追加され、結果多様なストレージを運用している。ストレージごとにベンダーも異なり容量や性能も違うということも多いだろう。仮にベンダーが統一されていても、導入時期が異なれば性能や容量はまちまちだ。

  さらに、アプリケーションとストレージが結びついていてサイロ化している場合もある。あるアプリケーションで利用しているストレージには容量にまだ余裕があるが、別のアプリケーションのストレージは逼迫しつつある。あるいは、こちらのアプリケーションのストレージは性能が低く十分なレスポンスが得られないが、新しく導入した高性能ストレージには容易に切り替えられないことも。

 「ストレージの世界では、容量と性能を柔軟に拡張できません。これを分離し柔軟性を持たせるのがAvereが目指すところです」

 Avere Systems上級ディレクターでワールドワイドのパートナープログラムを担当するデール・ラファティ氏は、Avere Systemsの製品によりストレージシステムの概念を刷新できると言う。

 Avere SystemsはCEOにNetAppやSpinnaker Networksに所属していたロン・ビアンティィニ氏、CTOに分散ファイルシステムのアンドリュー・ファイルシステムの開発にも参画していたマイク・カザー氏という体制で設立され、6年前に製品開発に着手し、5年前から製品提供を開始している。

 Aver Systemsの提供するFXTシリーズは、基本的にはストレージシステムのキャッシュとして位置づけられる製品だ。Avere FXTの1つのノードにはRAM、SSD、SASディスクという3種類の記憶領域がある。これが配下のストレージのキャッシュとして機能し、3つの記憶領域間でデータの利用頻度に応じ自動的にファイルの最適配置と移動が行われる。

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