最新データベース高速化手法を紐解く!―ストレージ座談会

EnterpriseZine / 2014年11月18日 7時0分

データベースはSSDストレージの急激な普及で、面倒なチューニングなどせずに大幅な高速化が図れるようになりました。また多くのデータベースがインメモリ機能を実装するようになり、これを利用することで、苦労なく超高速化することができます。ほかにもデータ圧縮がデータ量を小さくする効果だけでなくIOを減らすことで高速化に寄与したり、ストレージの階層化なども高速化に結びつくこともあるでしょう。今回は、3社のベンダーにお集まりいただき、ストレージ活用の観点からデータベース高速化の方法について議論していただいた様子をお届けします。進行は谷川耕一さんが行い、記事の書き起こしは加山恵美さんが担当しています。

(左から)日本IBM/佐野 正和氏、EMCジャパン/若松 信康氏、
ニンブルストレージ/川端 真氏、DBオンライン/谷川 耕一

■各社各様、フラッシュはいつどのように使うべきか?

谷川:近年データベースを高速化する技術で注目されているもののひとつにフラッシュがあります。「速い」の定義や目的は多様ではありつつも、いま現場でデータベースの速さにはどのようなものが求められているのか、将来性や懸念点など多角的にお話しいただけたらと思います。

川端:ストレージベンダーから参加します。みなさん「ニンブルストレージ」を聞いたことがあるでしょうか。昨年日本法人ができたばかりです。データベースに速さを求めるのであればストレージにフラッシュを使えばいいのですが、コストがかかります。ディスクにはディスクのいいところがあります。ニンブルストレージはディスクとフラッシュの特性を生かして、安価でも高速を目指しています。

谷川:絶対的な速さを追求するよりは、お客様が求めている速さを適度なコストで応えるというところでしょうか。

川端:そうです。ニンブルの優れているところは、容量を犠牲にせず低コストで高いパフォーマンスを提供する点です。適切な価格でパフォーマンスを提供することにより、幅広いお客様に快適なストレージ環境を提供しています。

谷川:逆にEMCさんはストレージに関しては上から下まで幅広いラインナップで提供しているかと思います。いま顧客の現場を見るとどうですか?
「バッチ処理といった普遍的な課題の解決策も多様になってきている」(若松)

若松:普遍的な課題一つ見ても状況が変わってきています。例えば、バッチ処理に時間がかかるという課題です。バッチ処理は連続的なシーケンシャルアクセスだからHDDのほうが効率的、と考えられがちですが、仮想化、シンプロビジョニング、データベースアプリ側の重複排除、圧縮機能等の効率化技術を使うと、データベースからはシーケンシャルでも、ストレージへのアクセスはランダムになります。

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