顧客に触らせるタブレットと、社員だけが使うタブレット。線引きをどう考える?

EnterpriseZine / 2014年11月21日 0時0分

 パリミキ、メルセデス墨田、いずれの場合も、来客がiPadを触ることができる。しかし、パリミキでは自社社員用と来客用を明確に切り分けているが、メルセデス墨田では自社社員が使っているiPadで来客が他の車種の情報やアクセサリーを見ることができる。今回は、現場でのタブレット活用事例から、顧客に触らせるタブレットと、社員だけが使うタブレットの線引きはどう考えるべきか。情報システム部門や外部ベンダーに期待すべきこと、すべきでないこと、などについて考えていく。

■小売りの現場を見る―メガネの三城のiPad活用

 メガネの三城のiPad活用は有名だ。しかし、実際に現場でどのように活用されているのか、導入時にどのような課題があったのか、といったことは意外と知られていない。実際にメガネの三城・パリミキ渋谷店を訪問し、園田修店長にどのようにiPadを活用しているかを聞いてきた。

 メガネの三城は、すでに4,000台以上のiPadおよびiPad miniが稼働している。iPadは店頭で来客が使い、iPad miniは社員が使っている。
▲まもなく利用開始となるPOS。社員用のiPad miniの画面 ▲接客システムおよび試着用アプリ。顔写真をとって、アプリ内のメガネを仮想装着できる ▲来客用アプリ。目の年齢チェック以外に待ち時間に子供が使うことができる

 そして、多少古くなったiPadを店頭に置き、自由に来客が使うことができるようになっている。

 こちらも子供や同伴者が遊べるようになっている。こういった自由に使えるiPadの存在は、来客にとって嬉しいものだ。渋谷の繁華街にあるこの店舗には、道を尋ねてくる方もいるので、その場合にもこのiPadの地図アプリで説明する。

 また、店頭にない商品、あるいは即答できない商品をネット検索することもあるという。そういう場合に、来客と一緒にiPadを見ながら操作できるのも便利なのだ。
▲パリミキ渋谷店内風景

 パリミキ渋谷店では、季節などによって店内のコンセプトを変えて来客を楽しませている。現在は、オールディーな雰囲気の映画内のイメージ。アメリカン・グラフィティに出てきそうなテーブルや椅子にジュークボックス。壁にはたくさんの映画のポスターが掲げられ、カウンターの後ろにはギターが並べられていた。iPadのみならず、来客を楽しませることに配慮が行き届いているのだ。

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