BI界の注目プレイヤー、Tableauの新しいビジョン

EnterpriseZine / 2014年11月17日 18時20分

 ビッグデータ活用が当たり前になり、IT業界で何度目かの注目を集めているのがBI(Business Intelligence)だ。中でも注目のプレイヤーの1つがTableau Softwareだろう。先週はそのTableau SoftwareのCFOと製品担当のシニア・ディレクターが来日、Tableauのどのような点がいま評価されているのか話を訊いた。

■クエリーとレンダリングを1つに
Tableau Software フランソワ・アジェンセント氏(左)とトム・ウォーカー氏(右)

「創業以来、顧客がどのようにデータを見て理解しているのかを考え製品を提供しています。それが我々の使命です」―こう語るのは、Tableau Softwareのプロダクト・マネジメント部門のシニア・ディレクター フランソワ・アジェンセント氏だ。Tableauの特長はデータのビジュアライゼーション、つまりは可視化だ。Tableau Softwareは、スタンフォード大学のアカデミックなプロジェクトが起源。コンピュータ・グラフィックスの技術を用い、データをどのように見て作業すればいいのか、データを可視化することで人々の理解や作業をどうサポートできるかを研究していた。

 たとえば、13年前、パラレルコンピュータの動作状況を把握するための可視化を行った。できあがったビジュアル表現で、複数のコンピュータがどう稼働しているかが把握しやすくなった。しかし、さらに別の見方もしたいという要求が出てくる。そうなると、新たな要求に応えるようなビジュアル表現を2、3週間の時間を費やし再び構築することになる。それを見てさらに要望が出れば、またその作業を繰り返すことに。これでは、たとえビジュアルによって理解しやすくなっても、それをもとにタイムリーに意思決定をすることは難しい。

 Tableau Softwareはこういった課題を解決するために2003年に創業された。

「可視化の力、それを与えることで意味のあるインサイトを人々が得られるようにする。そのためにTableauは生まれました。分析プロセスを経て新しいインサイトを素早く得る。これを実現するには、クエリーとビジュアライゼーションを一緒にする必要がありました」(アジェンセント氏)

 また、たんに一緒にするだけでなくシームレスに一体化する、そのためにVizQL(Visual Query Language)というクエリーとレンダリングを1つにしたデータベースの可視化言語を開発した。これはスタンフォード大学開発し、それを利用することがTableau Softwareにライセンスされている。

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