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南青山の裏路地に佇む“知る人ぞ知る花屋" 店内は丸ごとブーケ「Le Vesuve」

FASHION HEADLINE / 2015年4月24日 13時0分

「ル・ベスベ(Le Vesuve)」

表参道、渋谷、広尾駅の中間に位置する花屋「ル・ベスベ(Le Vesuve)」は、この地に店舗を構えて19年。六本木通りの裏路地にひっそりと佇む“知る人ぞ知る花屋"だ。

建物の外壁にはグリーンが生い茂り、出入口には溢れるほど植木が並ぶ。店内に入ると、赤や黄、ピンク、紫など色分けされた花々がぎっしり咲き誇り、店内は丸ごとブーケのよう。奥には、真っ白な花だけを集めたロマンティックな部屋も。

今回、取材のために用意いただいたのは、ホワイトのバラを中心に、クレマチス、オレンジのシャクヤクなど、季節の花をふんだんに使用したアレンジメントフラワー(5,000円)。素焼きのポットに優しいグラデーション、何本も束ねたペーパーラフィアはナチュラルでどこかパリシック。生き生きとしたありのままのパワーと春を直に感じられる。

「花には四季を伝える情緒的作用があると思う。日々を忙しく過ごしている人にも、花を見て季節の移り変わりを一瞬一瞬感じて気持ちを豊かにしてほしい」と話すのは代表の松岡龍守さん。

「ル・ベスベ」では、その時々の旬の花を用いたブーケ、アレンジメント、ウェディングやパーティー、イベントの装花、レストラン、ショップの生け込みなど、暮らしの中のあらゆるシーンにおいての様々な花を提供する。店舗に訪れた人以外に、電話、FAXでのオーダーも受け付け、全国各地から依頼が来るそう。「オーダーする人と、気持ちのリレーションがいかに取れるかが重要」と語る松岡さん。贈る相手、シーン、その背景の物語をイメージし、“贈り手の思いを伝える花屋でありたい”と考えてるという。

「例えば、会社の帰り道でもいいけど、花屋に寄り道して1本だけ花を我が子に買って帰る父親がいてもいいよね。特別な日じゃなくても花を贈って気持ちを伝える習慣が当たり前になれば、暮らしの豊かさの本質を今よりもっと見出せると思うよ」と笑顔の松岡さんが印象的だ。

【ショップ情報】
Le Vesuve
東京都港区南青山7-9-3
電話:03-5469-5438
FAX:03-5469-5439
営業時間:11:00から18:00
定休日:毎週火曜日

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