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現代のクリエーターたちは「TOKYO」に何を思い描くだろう?【NADiffオススメBOOK】

FASHION HEADLINE / 2016年2月4日 19時0分

『“TOKYO”-見えない都市を見せる-』

各ブックストアがFASHION HEADLINE読者に向けて「今読むべき1冊」をコンシェルジュ。毎週木曜日は、アート・ブックショップ「ナディッフ(NADiff)」各店がオススメする1冊をご紹介。今回は東京・清澄白河の支店、ナディッフ コンテンポラリィ(東京都江東区三好4-1-1 東京都現代美術館内)です。

■『“TOKYO”-見えない都市を見せる-』

「TOKYO」と聞くと日本人または世界中の人々は何を想い描くだろう。

現在、東京都現代美術館で開催中の展覧会「“TOKYO”-見えない都市を見せる-」(会期は2月14日まで)公式図録となる本書。本展は、YMO+宮沢章夫、蜷川実花、ホンマタカシほか6名の作家が個々にキュレーションした「東京」と、現代芸術活動チーム・目【め】を始めとする国内外4組の作家が「東京」をテーマに作成した新作の2部構成からなる。

ユニークな文化都市として世界から認識され始めた80年代バブル期の東京、カルチャーシーンでは一体何が起きていたのか。宮沢章夫によって語られるテクノポップという音楽ジャンルを確立したYMOにおける非身体性、表層性。竹の子族やマハラジャを実際に目にした蜷川実花による文章も読み応えがある。

90年代以降の日常に付した物語性に着目したホンマタカシによるキュレーションでは、自身の作品である「東京の子供」、「TOKYO SUBURBIA」や、路上のネズミを捕獲しアイコンとしたチン↑ポム(Chim↑Pom)の作品、さらに「サバイバル」をテーマに、マメ(mame)、ファイナルホーム(FINAL HOME)の2ブランドからも出品されている。また、デジタルネイティブからポストインターネット世代の作家が創りだす多種多様なイメージ要素を含む架空都市東京も紹介。「東京を再発見、再考察するためのコンセプチュアルマップ」をキーワードとする本書を手掛かりに、東京の未来を想像してほしい。

【書籍情報】
『“TOKYO”-見えない都市を見せる-』
発行:青幻舎
155ページ/B5変型
言語: 日本語、英語
発刊:2015年11月20日
価格:2,500円

【展覧会情報】
「東京アートミーティングVI
"TOKYO"-見えない都市を見せる」
会場:東京都現代美術館 企画展示室1F、3F
住所:東京都江東区三好4-1-1
会期:11月7日~16年2月14日
時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日
料金:一般1,200円、大学生・65歳以上900円、中高生700円、小学生以下無料

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