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N.ハリウッド尾花大輔、伊勢丹との特例だらけのコラボを語る【INTERVIEW】

FASHION HEADLINE / 2016年9月13日 20時0分

N.ハリウッドデザイナー・尾花大輔

いかに「ジェンダーレス」や「ユニセックス」がブームとして持ち上げられようが、餅は餅屋。リアルな目線でいえば、メンズは男性デザイナー、ウィメンズは女性デザイナーが手掛けるアイテムはモノとしての説得力がある。

もちろんクチュールメゾンなどでは、この限りではない。が、自分の身体の延長で考えられる同性のアイテムのほうが「作りやすい」「嘘がない」というのは実際に多くのデザイナーが語るところだ。

デザイナー尾花大輔が手掛けるN.ハリウッド(N.HOOLYWOOD)も例外ではない。ニューヨークにてコレクションを発表し続け、今や日本を代表するメンズブランドの一つだが、今秋冬には三越伊勢丹限定で、ウィメンズにアレンジされたコレクションを展開するという。古くはリーバイス(Levi's)、今ではマウンテンハードウェア(MOUNTAIN HARDWEAR)とのコラボレーションや、ディーゼル(DIESEL)とのカプセルコレクション、最近ではリーボッククラシック(Reebok CLASSIC)との日本限定アイテムを発表するなど、N.ハリウッドは多岐に渡るコラボレーションにも定評がある。

今回、久々にウィメンズサイズを展開するという同ブランドだが「一種のコラボレーションとして、面白い化学反応が生まれた」と語る尾花に、直接話を伺うことができた。

ーー今回、ウィメンズサイズを展開されますが、そもそもどういった経緯があったのでしょう。

ウィメンズのアイテムは実は初めてではないんです。コレクションを始めるようになって、2年目くらいに一回発表しているんです。女性の知り合いの多くから「小さいサイズが欲しい」って言われ続けて、作ったんですよ。そしたら全然売れなかった(笑)。結局、僕のブランドはメンズサイズをそのまま着るのがかわいいみたいで。それから、もう絶対やらないって思うようになりましたね(笑)。

ーー今回久々にウィメンズサイズが展開されますね。

僕にとっては、これを新たな実験にさせてもらえたらいいなというところもありました。僕がレディースのために新しく何かを作るということよりも、三越伊勢丹のレディースのバイヤーチームが、「このコートの丈、もう少し短くしたいな」とか、ある種の“お買い物感覚的”なベクトルでディレクションしてくれたら、僕も勉強になるし、面白いケミストリーが生まれるんじゃないかなと思ったんです。



ーーそういった意味では発見も多かったのではないでしょうか。

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