三越伊勢丹が“日本の芸術的生活”をコンセプトにパリ日本文化会館にストアをオープン。千利休、縁の素材による逸品も【Report】
FASHION HEADLINE / 2016年10月1日 16時15分
三越伊勢丹が、“本物の日本”を海外へ伝えるべく、コンセプトストア「The Japan Store ISETAN MITSUKOSHI Paris」を10月1日にフランス・パリにオープンした。
コンセプトは「ART DE VIVRE AU JAPON(日本の芸術的生活)」。
同ストアでは、日本の美意識、手わざ、こだわりから生み出される商品とそのストーリーを通して、日本文化の本質を世界へと発信する。エッフェル塔の麓近くに位置する「パリ日本文化会館」のグランドフロアの約90平米のスペースに常設ストアを構え、5階の茶室でのおもてなし体験や、レセプションホールでワークショップや様々なイベントを開催する予定。
オープン前日に開かれたプレスや関係者向けの内覧会には、現地のジャーナリストや行政関係者など約1000名が訪れ、賑わいをみせた。常設ストアとなるグランドフロアのデザインはパリ在住の建築家・田根剛氏によるもの。日本の地平・調和・未知からインスパイアされた“Horizontality”(水平)を基調としたデザインは、質素で繊細、粋でありながら優美な空気が漂い、日本独特の侘び寂びを感じられる。
常設ストアには伝統工芸品、和菓子、衣類、雑貨など日本が誇る伝統技術を用いた商品や、ポップカルチャーから生まれた発明品など、様々な角度から日本文化に触れることができる。
入り口近くのコーナーにはまず、健康志向の強いフランス人に人気の日本茶や抹茶が種類豊富に並ぶ。特に抹茶はパリで大ブームとなっており、「コーヒーより抹茶派」と口にする人も少なくなく、興味津々に眺めるフランス人が多くいた。
能登大納言小豆や黒豆、有機大豆など希少価値の高い石川産の豆を使用した「まめや金沢萬久」のお菓子は、九谷の里の手描きによる豆箱の一つひとつの表情の違いも魅力。
また、世界トップクラスのショコラティエとして名高いジャン=ポール・エヴァン(Jean-Paul Hevin)とのコラボレーションで実現した、一保堂茶舗の抹茶を使用したチョコレートなどをはじめ、和と洋を掛け合わせた新感覚のスウィーツも楽しめる。
中でも、「ジャムの妖精」と称され、パリの有名シェフの間でも一目置かれる存在であるクリスティーヌ・フェルベール(Christine Ferber)本人が作ったジャムは興味をそそる品。りんごとほうじ茶、カシスと番茶など斬新な組み合わせでフランス産のフルーツとお茶を融合させ、新生“和仏ジャム”を生み出した。
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