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年に1度のアートと映像の祭典「恵比寿映像祭」が開催中。今年の見どころは?

FASHION HEADLINE / 2017年2月16日 13時0分

KANEUJI Teppei《White Discharge(公園)》

年に1度のアートと映像の祭典「恵比寿映像祭」が、2月26日まで恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館にて開催中だ。

第9回となる今回は“マルチプルな未来”を総合テーマに、複製技術を伴う映像の特性と、その発達とともに、個人や社会にもたらされている変化が指し示すものについて、国内外から様々なジャンルの作品やゲストを招き、展示、上映、ライブパフォーマンス、シンポジウム、レクチャーなどを通じて考察していく。

メイン会場となるのは、2016年9月にリニューアルしたばかりの東京都写真美術館。イントロダクションとして迎えるのは、ポップスターや女優など様々な肖像に自らが扮した数多の作品で知られる森村泰昌がアンディ・ウォーホルに捧げるために制作した「銃を持つ私/ウォーホルに捧げる」や、澤田知子がおびただしい数のセルフポートレイト写真を用い東アジアの女性たちの微細な差異を考察した「FACIAL SIGNATURE」、気鋭の映像作家レイ・レイが父親の所持していた1988年の書籍『外国の装丁集』をもとにしたアニメーション「本の上の本」、ロバート・ノース&アントワネット・デ・ヨングが、20余年にわたる取材を通じて辿った国際的なヘロインの流通経路と、その道筋上に広がる社会の現実を描き出したインスタレーション「ポピーアフガン・ヘロインをたどって」などといった同館の展示作品。

また、リニューアルに伴い大型スクリーンが設置された同館2階ロビーでは、ガブリエラ・マンガノ&シルヴァーナ・マンガノの映像作品「そこはそこにない」を展示。この映像は、1920年代半ばにソ連で普及した政治的プロパガンダ演劇運動「青いブラウス」に触発されて制作されたもの。現代のニュースメディア上のイメージからポーズや所作を抜き出し、複数の女性たちの身体を介し振付された動作やジェスチャー、作曲家ダニエル・ヤナシュによるライブ音響とともに再提示されている。

その他、東京都写真美術館周辺会場でも様々な展示や映画の上映が行われている。伊東建築塾 恵比寿スタジオ(東京都渋谷区恵比寿3-32-12)では、ル・コルビュジエの建築作品の一つとして2016年に世界遺産に登録された「クルチェット邸」が舞台となった映画『ル・コルビュジエの家』の上映、G/P gallery(東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 2F)では、日本では3年振りとなる写真家、小山泰介の個展「Generated X」、NADiff Gallery(東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T B1F)では、写真家と批評家が2010年に発足し活動を行ってきた「写真分離派」の活動を総括する書籍刊行記念展「写真分離派展 vol.4(仮)」、AL(東京都渋谷区恵比寿南3-7-17 1F)では、「あいちトリエンナーレ2016」にも参加した国際的に活躍するアーティストの三田村光土里と、ロンドンを拠点に活動する映像・造形作家の尾角典子による2人展「The Reading――三田村光土里 尾角典子」、YEBISU GARDEN CINEMA(東京都渋谷区恵比寿4-20-2 恵比寿ガーデンプレイス内)では、グザヴィエ・ドラン監督最新作『たかが世界の終わり』を上映する。

【イベント情報】
「第9回 恵比寿映像祭」
会場:東京都写真美術館、日仏会館、ザ・ガーデンルーム、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連帯各所他
住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス
会期:17年2月10日~26日
時間:10:00~20:00(最終日は18:00まで)
休館日:月曜日
入場無料

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