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メイプルソープ、アラーキー、ウォーホルのアートカーまでGWをアートで満喫する「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」早わかりガイド

FASHION HEADLINE / 2017年4月19日 16時0分

両足院で行われている荒木経惟の「机上の愛」

第5回目となる「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭(以下KG)」が4月14日よりスタートした。2013年よりスタートし、これまでの来場者は25万人を数え、ゴールデンウィーク期間中も開催される同展は年々規模を拡大。京都の歴史的建造物などを会場に16会場で行われている。昨年より1週間早くスタートしたことで桜がまだ残り、初日から日本人だけでなく、多くの海外のツーリストがパンフレットを片手に会場を回る姿が目立った。

2017年のテーマは「LOVE」。主要会場の一つ、烏丸御池にある元・新風館の外壁にスーザン・バーネット(Susan Barnett)が世界中で撮影した「LOVE」モチーフのTシャツ女子の写真が野外展示(無料)され、館内では吉田克人などの作品展示とともに、インフォメーションセンターを設置。今回のメインスポンサーであるBMWモビリティ体験プログラムとして、BMWのレンタサイクルや電気自動車「BMW i3」の貸し出し(土日祝のみ)も同館で行われている。

同展を第1回目から協賛しているシャネルは、日本では2002年以来となるロバート・メイプルソープ(Robert Mapplethorpe)の本格個展を、東京のシャネル・ネクサス・ホールの巡回展として開催。建築家のピーター・マリーノ(Peter Marino)が所蔵する5点のプラチナプリントを含む全91点の作品が、誉田屋源兵衛 竹院の間で展示されている。このイベントは無料公開となっているので、期間中に京都を訪れるなら是非立ち寄りたい。

また同会場奥の黒蔵では、昨年スペインの国立写真賞を受賞したイザベル・ムニョス(Isabel Munos)の国内初個展が行われている。二つのシリーズで構成され、ゴリラやチンパンジーを被写体にした「Family Album」と共に、これまで公開されていなかった天空八画の間で行われている「Love and ecstasy」は衝撃的だ。

誉田屋源兵衛の西にある無名舎では、昨年のKGのサテライトイベント「KG+」でグランプリを獲得した香港出身のヤン・カレン(Yan Kallen)が個展を開催。4ヶ月に渡り京都に滞在して制作した作品を展示している。現在も居住スペースとして使用され、普段は公開されていない京都の伝統的な町屋を、“光と闇のはざま”のテーマで構成したインスタレーションとなっている。写真とともに展示されている京都の伝統工芸師がカレンと協作したカメラ・オブスキュラ(写真鏡)が、作品の要となっている。

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