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渋モダンな宿で1泊2日のリトリート体験。「ブラウンズフィールド」で過ごす1日【千葉・南房総のゆる旅vol.3】

FASHION HEADLINE / 2017年6月20日 18時0分

天井が高く、開放感溢れるダイニングルーム。テーブルに花を活けるのではなく、敷地内で採取した蔦をランプシェイドに絡ませた装飾もこの宿ならでは

都心から約90分でプチリトリート体験ができる千葉・南房総の里山ある「ブラウンズフィールド」。日帰りで行けるとはいえ、わざわざ足を伸ばしたのであれば、1泊2日たっぷり自然の中に身を置いてはいかがでしょうか。「ブラウンズフィールド」のすぐそばにある宿泊施設「慈慈の邸」を、オーナーの中島デコさんに案内していただきました。


貫禄のある立派な屋敷を改築した「慈慈の邸」。建物の前にはお社があり、この家に住んでいた人々は、祭りがあると御輿を担ぐ人々などに酒や食べ物をふるまう世話役を代々務めていたという歴史があるそうです

カフェや母屋がある「ブラウンズフィールド(Brown's Field)」の拠点から徒歩3分の場所に、2012年にオープンした「慈慈の邸」。デコさんとその夫のエバレット・ブラウンさんが売りに出されていた屋敷を買い取り、立派な瓦屋根などそのまま生かしながら改築した渋モダンな宿です。工事には自然資材を使用し、近所に住む建築専門家の指導のもとに、スタッフみんなで泥レンガを作るところから始めたというから驚き。


天井が高く、開放感溢れるダイニングルーム。テーブルに花を活けるのではなく、敷地内で採取した蔦をランプシェイドに絡ませた装飾もこの宿ならでは

玄関を入ってすぐの場所に広がる、大きなロケットストーブがあるダイニング。今年3月のリニューアルを機に、この宿の女将になったデコさんの次女の中島舞宙音さんが作る本格懐石をここで味わうことができます。


キッチンは「慈慈の邸」の調理場として以外に、デコさんが主宰する「サスティナブルスクール」などの料理教室をする場として開かれています


夕食は海鮮を含めた日本料理をコースで提供。あらかじめ伝えれば、ヴィーガンやアレルギーにも対応した献立を用意してくれます

「オープンから5年間は、私とスタッフで運営していました。要となる料理はマクロビオティックを基本としたものを出していたんですけど、和食に興味を持って割烹旅館で修行を積んだ舞宙音からは、『自分がやるのであれば、魚料理を含めた懐石を出したい』という相談を受けて。今までずっとヴィーガン料理でやって来て、固定のお客さんも付いていたから悩みました。でも、マクロビオティック自体も動物性を否定しているわけではなくて、身土不二と一物全体からなるバランス。だから、彼女が指揮してやるっていう以上は任せよう!って、思い切って決断しました」

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