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器+食=アート体験?matohuと造形作家TAKAGI KAORUのイベント「わざわざざわざわする。」のレポート

FASHION HEADLINE / 2017年8月2日 10時0分

Wo shi Ribenren Exhibition「わざわざざわざわする。」

matohu表参道本店(東京都渋谷区神宮前5-9-25)では、8月6日まで、まとふ(matohu)と造形作家・タカギカオル(TAKAGI KAORU)による器のブランド「Wo shi Ribenren」のイベントWo shi Ribenren Exhibition「わざわざざわざわする。」を開催中。

まとふとTAKAGI KAORUはこれまでにも過去に2度、2013年と2015年に、参加者が造形的な器にスープや菓子で作品を作り出すライブイベントを行った。3度目となる今回は、まとふが国内外の刺激的なアーティストを招いて紹介するゲストアーティストシリーズの9回目として企画され、店ではこの展覧会のために制作した新作の器と、まとふの茶托が展示・販売されている。

器と食を通して、根源的なアート体験を創造するアーティストTAKAGI KAORU。週末の日曜日には、この「わざわざざわざわする。」のライブイベントがあるというので足を運んだ。

イベントは、店の入り口で手水を行うことから始まった。店に入り、展示されている「Wo shi Ribenren」の新作器を眺めると、パステルのピンクやブルー、ゴールドやシルバー、朱や乳白といった起伏の激しい色づかい、質感もさまざまな、一つとして同じ形はない、じっとしているのに動のエネルギーを感じ、胸を「ざわざわ」させる。

「無意味かと思える事に時間をさいて、準備をして、実験をしてみます。そこから何が見えて来るかはわかりません。欲しかった答えでない事は承知の上で、それでもそこに時間を費やす事ができる今の自分を知ります。そんな過程を経て私の器はできあがります。わざわざ、ざわざわする環境に身を置き、不安定な心持ちでお遊びができる器。それがWo shi Ribenrenの器、最大の特徴です」(TAKAGI KAORU)

上記の言葉にあるように、TAKAGI KAORUの創作には、一見無意味かと思える時間やものごとが根元になっているそうだ。今回のイベントは、数種類の茶葉を感覚で選び、合組し、再び感覚で選んだ茶器で嗜んでみたり、十数種類の薬味を好きに取り、組み合わせ、好きに選んだ食器でお茶漬けにして味わってみたり、まるでTAKAGI KAORUの創作における頭の中を、遊びに変えたようなものだった。




ほうじ茶、コーン茶、ジャスミン茶、和布蕪茶などインスピレーションで選んだ茶葉を好きな配合で合組する

生ハム、花山椒、レモン汁、カッテージチーズ、ビーツなどの十数種類の薬味

好きに選び、組み合わせていく

麦入りのご飯にのせてお茶漬けに

器と食にただ向き合って約2時間。無意味なことのようで、贅沢に時を使い夏の夕べを存分に感じたこの実験的な食の体験は自身の五感を探る大切な機会となった。横浜の日吉近くには、TAKAGI KAORUの「ひととき」というお店があって、そこでは「Wo shi Ribenren」の器でスープや惣菜を味わえるそうだ。ざわざわを求めて訪れてみようと思う。

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