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ヨーガン・レールの最後の仕事を金沢21世紀美術館で展示中、海岸のゴミで制作した美しいランプ

FASHION HEADLINE / 2017年8月18日 17時0分

《ヨーガン レールの最後の仕事》 2011-2014「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」(東京都現代美術館、2015)展示風景【参考画像】

金沢21世紀美術館では、11月5日までドイツ人デザイナーであるヨーガン・レールの展覧会「ヨーガン レール 文明の終わり」が開催されている。

沖縄の浜辺にある家で自然とともに暮らし、その尊さを伝えてきたヨーガン。2014年に急逝した彼は一人ひとりの小さな力が集まることで大きな力になると信じ、「文明の終わり」を招き寄せないための小さな一歩を考えてもらいたいと望んでいた。今回は、そんなヨーガンの思いを感じられる機会となっている。

ヨーガンが「最後の仕事」として選んだのは、石垣島の海岸に打ち寄せられ、自然に還ることがない廃品のプラスティックから、美しい照明を創りだすことだった。同展では、光り輝く照明からヨーガンの軽やかで強いメッセージを感じることができる。

また、照明とともに、唯一無二の美しさに魅了されたヨーガンが長年にわたって拾い集めた瑪瑙(めのう)石「ババグーリ」も展示される。彼が2006年に立ち上げたブランド名にもなっているババグーリ(Babaghuri)には、自然への敬意をもって生きることの強いメッセージが込められている。

【展覧情報】
「ヨーガン レール 文明の終わり Jurgen Lehi The End of Civilization」
会期:8月5日~11月5日
会場:金沢21世紀美術館 展示室5、13
住所:石川県金沢市広坂1-2-1
時間:10:00~18:00(金曜土曜は20:00まで)
休場日:月曜(9月18日、10月9日、30日は開場)、9月19日、10月10日
入場料:一般1,000円(800円)、大学生800円(600円)、小中高生400円(300円)、65歳以上800円
※()内は20名以上の団体及び、前売券の料金

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