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アジア最大のファッションイベントで、活躍する注目のローカルデザイナーとは?【シンガポールレポート1/2】

FASHION HEADLINE / 2014年6月5日 17時0分

アシュレイ・イシャム

シンガポールで年1回行われる、アジア最大と言われるファッションイベント「アジア・ファッション・エクスチェンジ(Asia Fashion Exchange)」が5月12日から18日まで開催された。

同イベントはランウエイ形式の「Audi Fashion Festival」、B to Bトレードショーの「Blueprint」、世界各国の主要陣を招いたパネルディスカッションの「Asia Fashion Summit」、そして若手デザイナー発掘イベントの「Audi Star Creation」の四つで構成されたもの。

香港、タイ、インドネシアといった近隣諸国からもソーシャライトやビジネス関係者が足を運び、最も華やかなにぎわいを見せる「Audi Fashion Festival」では、欧米から招致したデザイナーの他に、ローカルデザイナーの活躍が顕著だった。

「アシュレイ・イシャム(Ashley Isham)」は、本国シンガポールでは人気、知名度共に既に高いブランド。同名デザイナーのアシュリー・イシャムは、ロンドンのミドルセックス大学でファッションを学んだ後、2000年に自身のブランドをスタートした。ショーには台湾の人気モデル&俳優のゴッドフリー・ガオも登場。強くかつセクシーが持ち味のスタイルに、コンテンポラリーなエッセンスを加えた新作には、レースや豪華なエンブロイダリー、フラワープリント、マニッシュなチェック柄など彼のルーツであるシンガポールとロンドンのムードがブレンドされ、セルジュ・ルタンスの世界からインスパイアされたメイクアップと共に彼独自の美学を貫いていた。また、最後にモデルが一斉に倒れこむというフィナーレの演出も圧巻だった。

「ハンセル(hansel)」は、オーチャードロードに位置するマンダリンギャラリーにショップを構えるブランド。ショーでは「Audi Fashion Festival」の協賛企業でもある「SONY」のタブレット、xperiaやシャンパンを片手にポニーテールのモデルたちが笑顔いっぱいにウォーキングし、デザイナーのジョー・ソーの持ち味であるポップ&レトロな世界観を表現していた。今回のキーモチーフは、抽象的で手描きのように螺旋を描いた草木柄。そのモチーフがブランドのベースでもあるミニマルなワンピースやシャツにアクセントを加えていた。また、ビビッドなイエローやグリーンといったカラフルな色づかいをベルトやサンダルに合わせていたのも印象的。「hansel」は2003年にオーストラリアのファッションウィークでデビューして以来、「ELLE AWARDS Singapore」でデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞したり、ケイティ・ペリーや日本では栗山千明が着用するなど、自国のみならず海外でも知られるブランドだ。

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