J&Mデヴィッドソン2/2--ブランドを育てていくことは、ワインのようなもの【INTERVIEW】

FASHION HEADLINE / 2014年11月5日 20時0分

デザイナーのジョンとモニク・デヴィッドソン夫妻

1/2より続く。

――30年間ブランドを続けて来られた秘訣は?

モニク(以下M):自分達のやっていることに対して情熱を持ち続けること。そして、私達2人はいつも同じゴールに向かって歩んできたわ。

ジョン(以下J):僕達は、時には周りがヒヤヒヤするぐらい激しい口論をするんだけど(笑)、根底にあるものが一緒なので、最後にはお互いの意見を調整し、そして前進してきた。ブランドを育てていくことは、例えていうならワインのようなもの。30年では、まだまだ若いワインだね。

――ブランド設立当初から変わったこと、変わらないことを教えてください。

J:89年からウエアを展開しているが、J&Mデヴィッドソンはあくまでもレザーグッズブランドだと思っています。ウエアはあくまでバッグに合わせてスタイルを完成させるためのアクセサリーの一部という考え方です。他のブランドとは全く逆の発想だね。バッグはクリーンで洗練されたデザインになってきた反面、カラーはもっと冒険するようになりました。14-15AWシーズンは口紅のような赤など、ビビッドな色を採り入れました。今後はホームコレクションやジュエリーの分野にも興味があるね。

M:ウエアのコレクションは毎シーズン新しいものを提案しているけれど、バッグはタイムレスかつ進化していくものだと考え、デザインしてきました。25年間、少しずつ改良を加えながら、続けているモデルもあります。そして、バッグの延長としてウエアやシューズがある。結果的にトータルブランドに成長しました。

――ビジネス面における、日本市場のポジションを教えてください。

J:日本は、ブランドがスタートして間もない頃から興味を示してくれた市場の一つなので、とても大切に思っています。ここまで日本に受け入れられたのも、日本人は伝統を好み、ストーリー性のあるものに惹かれる気質を持っているからだと思います。市場規模で見ても、ヨーロッパに次ぐ、大きな市場です。

――新旗艦店の感想は?

J:青山店は「J&Mデヴィッドソン」のエッセンスを反映させながら、よりモダンに進化していくという新コンセプトを採用した第1号店。仕上がりはとても気に入っています。レザーグッズを扱う1階とウエアやシューズなどを扱う地下1階をつなぐ階段にもこだわりました。お客様を招きいれるのにふさわしいエレガントな雰囲気が出るよう、どうしても螺旋階段を設置したかったのです。

M:オフホワイトの空間に、柔らかな輝きを放つ真鍮を階段や什器など随所に使い、アクセントにしています。アンティークのシャンデリアやチェアなどを置き、商品がより引き立つような設えに。ただキレイなだけでなく、リラックスした雰囲気の中で買い物を楽しんでもらえるような空間を目指しました。

J:青山店はブランドの哲学を集約した新コンセプトショップ。ロンドンのお店も今後リューアル予定です。

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