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チームラボ、日本初の大型デジタルアート展。子供も楽しめる未来の遊園地

FASHION HEADLINE / 2014年11月18日 10時0分

デジタルアートを展示する「踊る!アート展」

日本科学未来館は11月29日より、企画展「チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地」を開催する。

チームラボはプログラマーから建築家、グラフィックデザイナーまで多彩なクリエイターが集まるテクノロジスト集団。高精細ディスプレーやプロジェクションマッピングなど、先端テクノロジーを用いた現代アートを発表し続けている。

この企画展ではチームラボが発表してきたアート作品を発表する他、クリエーションの裏側も一部が公開されている。中でも、代表的な作品となっているのが「Nirvana」だ。これは高さ5メートル、幅20メートルのディスプレーで江戸時代の“升目画”を再現したもの。この画法は画面全体に無数の升目を描いたうえで、個々の升を彩色し、一つの絵を完成させている。機能的な制限が今なおCG界で人気のピクセルアートを彷彿とさせ、隣り合わせた色が遠目には混じって見える“視覚混合”の現象を巧みに取り入れた。

その他、アニメーションにおけるデフォルメを3次元空間に落とし込み、光の八咫烏が飛び回る姿を様々な視点から追った「Light in Dark」。日本古来の空間認識を元に、空間上へと描いた水墨画「生命は命の力で生きている」と、そのテクスチャを引きはがして情報体としての絵画をむき出しにした「冷たい生命」などを展示。新作としてはコンピュータープログラムによって花が咲き、散り行く様を描き続けるインスタレーション作品「Untitled」が初公開される。

その一方でこの企画展のもう一つの顔となっているのが、インタラクティブな遊具を一堂に集めた遊園地だ。子供たちが描いた絵を取り込んで、“3Dお絵かきタウン”では車が3Dの街を走り出し、“お絵かき水族館”では水槽内を魚がプカプカ泳ぐ。大小様々なボールが無数に転がる「光のボールでオーケストラ」では、ボールを叩いて音を鳴らしたり、色を変えたりと、みんなで遊びながらオーケストラを奏でられる。

子供から大人までが楽しめるこのアート展は、チームラボでも世界初の試みとなる。日本では初の大規模展示ということもあり、この冬、多くのアートファンや家族連れから人気を集めそうだ。

【イベント情報】
チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地
会場:日本科学未来館
住所:東京都江東区青海2-3-6
会期:11月29日から3月1日
時間:10:00から17:00(入館は閉館の30分前まで)
料金:大人1,800円 小学生から18歳1,200円(土曜1,100円) 小学生未満900円
休館日:火曜日(12月23日、1月6日は開館)、12月28日から1月1日

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