シンプルな美はどこから来るの?森美術館でエルメス・ポンピドゥーの共同展

FASHION HEADLINE / 2014年12月18日 14時0分

アンソニー・マッコール「円錐を描く線 2.0」 1973/2010年 映像インスタレーション サイズ可変

ポンピドゥー・センター・メス、エルメス財団による初の共同展覧会「シンプルなかたち展:美はどこからくるの」が、4月25日から7月5日まで森美術館に巡回される。

19世紀以降の芸術、建築、工業製品に見られる機能美。更に、日本の工芸品などに見られるような、世界各地の伝統文化に芽吹いたプリミティブアートや民族芸術など、シンプルであることに美しさを見出そうとした思想。今回の展示ではそうした静謐かつ詩的、普遍的な美しさを持つ作品が、国境や年代を超えて約130点出品される。その作品はパリのポンピドゥー・センターの他、ピカソ美術館、ル・コルビュジェ財団などフランスの名だたる施設から収集されており、今回が初公開となるものも数多く登場するとのことだ。

また、日本展限定で仙がいの円相図、長次郎の黒樂茶碗といった、日本美術史を代表する傑作も出品される。これらは、主にセクション2「孤高の庵」にて展示。このエリアは芸術家グザヴィエ・ヴェイヤンによって構築された庵となっており、自然のシンプルな美を昇華させたオブジェや工芸品などが並べられる。また、グザヴィエ・ヴェイヤンや大巻伸嗣など、日仏の現代アーティストによる新作インスタレーションも、森美術館限定で発表される予定だ。

その他、「形而上学的風景」や「宇宙と月」「機械のかたち」「自然のかたち」など、会場は全9セクションによって構成。考古学、生物学、数学、物理学、機械工学に至るまで、あらゆるジャンルの作品が展示される。その外見は一言にシンプルといっても、“ル・コルビュジェが浜辺で拾った石”といったマテリアル、北米先住民族のバード・ストーン、航空力学に触発されたコンスタンティン・ブランクーシのブロンズまで様々。中には、スタンリー・キューブリックの映画『2001年宇宙の旅』に登場した黒いモノリスなども登場し、その造形の美しさだけでなく、カタチに込められた意図、起源、神話などを考えさせられるような展示となっている。

なお、展示会の開催期間に合わせて、銀座メゾンエルメスフォーラムでは展覧会「線を聴く」を開催。自然の中に見出された線、線の生まれる場所に焦点を当てた作品が出展される。


【イベント情報】
シンプルなかたち展:美はどこからくるの
会場:森美術館
住所:東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53階
会期:4月25日から7月5日
時間:10:00から22:00(火曜日は17:00まで。5月5日は22:00まで)
料金:一般1,500円 学生1,000円 子供500円
休館日:なし

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