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ミカコナカムラ、日本橋三越で“錯覚アート服”のオーダー会実施

FASHION HEADLINE / 2015年1月14日 22時0分

15SSコレクションのテーマは“HAVE AN ILLUSION(錯覚)”

「ミカコ ナカムラ(MIKAKO NAKAMURA)」は、日本橋三越本店本館1階中央ホールで「MIKAKO NAKAMURA 15SS LIMITED SHOP」と題し、15SSの既製服ラインから同ブランド代表作のコート「ルナ」のアーカイブも含めたオーダーを実施する期間限定ショップを1月14日にオープンした。20日まで。

15SSコレクションテーマは、“HAVE AN ILLUSION(錯覚)”。目の錯覚をモチーフとした合計6種類の幾何学的な“錯覚アート”がグリーンやピンクをベースにコートやドレスに表現される。同ブランドPR担当によれば、「(錯覚をテーマにした意義は)“目の前に見える現実が真実なのか。本質は何なのか”を問いかけたい」というデザイナーの想いが込められているという。

会場ではコレクションテーマを色濃く反映した既製服ライン、オーダーを含めて、約40型販売。一見すると異なる長さに見える三つの矢印がプリントされたドレス(オーダー価格22万円)、騙し絵のようにブロックが前身頃に表現されたドレス(オーダー価格22万円)他、オリジナルのツイードで仕上げたコート(30万円)、コクーンシルエットで春を思わせるピンクのコート(24万円)など。

アイコンのルナのアーカイブ(約15型)コートも一同に紹介される。ルナは、ブランド立ち上げからシーズン毎に、その年のみのカラーを発表してきた同ブランドのアイコン的存在で、定番カラーはブラックとキャメルの2色だが、今回ミカコ ナカムラとして初めて、過去のアーカイブで展開したカラーやデザインなどのオーダーも承るという。このほか、ルナ以外の同ブランドの過去10年間の作品も約10点ほど紹介される予定。

ミカコ ナカムラのブランドコンセプトは「LESS IS MORE」。同ブランドによれば「ミカコ ナカムラは着る人が主役。できるだけ手を加えないでお客様の個性を引き立てる“シンプルな服”であることを大切にしている。販売したらそれでおしまいというのでなく、服がお客様の手元に到着してから初めて本当のお付き合いが始まる」という。

日本橋三越でのイベントの後は、1月21日から1月27日まで、伊勢丹新宿店本館4階イーストパークでもルナを含めたアーカイブ作品を紹介。伊勢丹担当バイヤーは「イーストパークは、伊勢丹新宿店でも大人の上質なファッションやその本質を求める方へ向け、旬なモノやコトを発信する場。今回のイベントを通じて、ミカコ ナカムラの服作りの原点や、女性が美しく見える服のデザインとは何かなど、同ブランドの本質を感じて頂ける場になって欲しい」とコメントする。

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