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愛知で開催中「長沢芦雪」展の公式図録【NADiffオススメBOOK】

FASHION HEADLINE / 2017年10月12日 18時0分

木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、現在愛知県美術館にて開催されている「長沢芦雪」展の公式図録『開館25周年記念 長沢芦雪展 京(みやこ)のエンターテイナー』。愛知・名古屋の支店・ナディッフ愛知(愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター地下2階)によるご紹介です。



■『開館25周年記念 長沢芦雪展 京(みやこ)のエンターテイナー』

本書は、現在愛知県美術館にて開催されている「長沢芦雪」展の公式図録。江戸時代中期に京都で活躍した絵師長沢芦雪は、円山応挙の門下生で、今日では伊藤若冲や曾我蕭白と共に「奇想」の画家と称され、その人を驚かせ楽しませるエンターテイナーとしての資質を特徴とする画家の一人。展覧会では、46年の生涯の中で描かれた、最初期の作品から最晩年までの作品80点超が展示され、本書はその全作品をカラーで掲載。

図録の表紙や展覧会ポスターに採用されている虎は無量寺(和歌山県)の襖絵に描かれたもの。一見迫力のある虎のようで、実は水辺の魚の目線から描かれた子猫を表したのだという。その構想の裏付けを解説するため、展示室では畳・柱・鴨居を設置してオリジナルに近い状態で鑑賞できるよう工夫されている。芦雪が「白像黒牛図屏風」で黒牛の足下に描いた子犬の愛くるしさは高い人気を集め、展覧会の解説役としても子犬が度々登場する。芦雪の絵画には他にも多くの動物が描かれており、その豊かな表情の表現力も注目される点である。

ナディッフ愛知では、関連書籍や雑貨と共に、芦雪の絵画に登場する動物たちをHANSAのぬいぐるみで構成するフェアを開催中。なお、愛知県美術館の改修工事休館に伴い、ナディッフ愛知は11月20日より休業となる。


【書籍情報】
『開館25周年記念 長沢芦雪展 京(みやこ)のエンターテイナー』
執筆:山下裕二、金子信久(府中市美術館)、岡田秀之(嵯峨嵐山日本美術研究所)、深山孝彰(愛知県美術館)、佐藤晃子(ライター)
版元: 長沢芦雪展実行委員会
言語:日本語
ソフトカバー/220ページ/297×226mm
発売:2017年
価格:2,222円

【展覧会情報】
「開館25周年記念 長沢芦雪展 京(みやこ)のエンターテイナー」展
会場:愛知県立美術館
住所:愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10階
会期:10月6日~11月19日
開館時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)
料金:一般 1,400円、高大生 1,100円、中学生以下無料
休館日:月曜日
愛知県美術館「長沢芦雪」展公式サイト

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