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ヒュゲを愛する暮らしのかたち 新宿で国内初の本格的なデンマーク・デザイン展

FASHION HEADLINE / 2017年11月24日 17時0分


国内で初となる本格的な「デンマークのデザイン」展「日本・デンマーク国交樹立150周年記念 デンマーク・デザイン」が、新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて、11月23日から12月27日まで開催される。

本展はデンマーク・デザイン博物館のキュレーションで実現する、日本で初めてのデンマーク・デザインに特化した展覧会。ロイヤル コペンハーゲンから、ミッド・センチュリーの巨匠たちの名品、伝統を引き継ぎ展開する現代まで、家具・食器の他、家電、自転車、玩具レゴなど多彩な展示作品のほとんどが日本初公開。また、見るだけでなく巨匠の椅子に座れるコーナーも設置され、展示室にはハンス・ヴィーイナのウェグナーがデザインした数種類の椅子に座ることができる。見るだけでなく座り心地が体感できる上、このコーナーでは写真撮影も可能。

コンポート、皿、バターパット〈ブルーフルーテッド〉ロイヤル コペンハーゲン/塩川コレクション

第1章では、国際的評価を得た最初のデンマーク・デザインとして、20世紀以前のデンマークの工芸で世界的に有名な、1775年に設立された王立磁器製作所が生み出したロングセラー、ロイヤルコペンハーゲン(Royal Copenhagen)の「ブルーフルーテッド」を軸に、アーノル・クローウ(Arnold Krog 1856-1931)によるサーヴィス類、1853年に設立され王立磁器製作所に比肩する優れた陶磁器のメーカーとして国際的評価を得たビング オー グレンダール(Bing&Grondahl)の磁器デザインを紹介する。 椅子 KK37580〈レッドチェア〉(コーオ・クリント)1927年/ルド・ラスムッセン工房/デンマーク・デザイン博物館蔵 Photo:Designmuseum Danmark/Pernille Klemp
第2章では、古典主義から機能主義への変遷として、王立美術アカデミー建築学科家具専攻科の初代教授コーオ・クリント(Kaare Klint 1888-1954)をはじめ、彼の弟子を含むデザイナーたちのデザインを展示。デンマークのデザインと美術工芸を特徴づけるシンプルさと晴朗さは、古代ギリシャ的なものを理想とする古典主義から生まれた。その伝統を切り捨てず、発展の土台とすることを出発点に、物、人、空間に調和する実用的な機能性を重視した家具製作という彼らの取り組みを紹介する。
ペンダント・ランプ〈PH アーティチョーク〉(ポウル・ヘニングスン)1957年/ルイスポールセン Photo:Michael Whiteway

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