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グローバルなメンズサロンに変貌著しいピッティ、クールジャパンの提案はネクストフェーズへ【ピッティ・ウオモ93】

FASHION HEADLINE / 2018年1月15日 18時15分

第93回ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO93)


ファッション業界にとって、2018年最初のビッグサロンとなる第93回ピッティ・イマージネ・ウオモ(PITTI IMMAGINE UOMO93)が1月9日から4日間、イタリア・フィレンツェのフォルテッツァ・ダ・バッソで開催された。

2018-19年秋冬シーズンのトレンドを占う同イベントの今回のテーマは「PITTI LIVE MOVIE」。メインパビリオンの広場は撮影所風に設えられ、会場の館のテーマを映画風にビジュアル化したビルボード、チケットブースなど“SNS映え”する会場デザインで、年2回のメンズファッションのお祭りを楽しもうという来場者の熱気はこれまで以上だ。

ファッションスナップ常連のピッティピープルも地元イタリア、ヨーロッパだけでなく、今やアフリカ、オセアニア、北欧、東欧、アジアに広がり、雑誌の編集者、ブロガー、バイヤー、メーカーなど、グローバルに交流を深めるサロンへとすっかり変貌した印象を受ける(会場内のファッションスナップは追って掲載)。





期間中は3日目が小雨となった以外、例年より比較的暖かな気候にも恵まれ、4日間合計でバイヤーは前年1月より2.5%増加し約2万5,000人、合計で3万6,000人の来場者を記録。特に今回ロシアとともに、ポーランド、チェコ、ルーマニアなど東欧からが大きく増加、バルカン諸国(セルビア、スロバニア、クロアチア、エストニア)の伸びも目立った。

今回ゲストデザイナーに招聘され、メインプログラムとなった高橋盾(アンダーカバー/UNDERCOVER)と宮下貴裕(タカヒロミヤシタザソロイスト./TAKAHIROMIYASHITATheSoloist.、以下ソロイスト)のジョイントショー(詳報は後日掲載)の影響からか日本人が前回比3%増となり、海外からの国別来場者数はドイツを抜いて1位になった。

会場構成はメンズマーケットの変化に対応して、前回の6月展から既存のセクション、ブースなどの入れ替えが行われたが、今回は新たに「ATHLUVERS」というプロジェクトをスタート。イタリア・ビエラの繊維メーカーREDA社がスポンサードしてイサオラ(ISAOLA)、ダイン(DYNE)、GR1PSなどの若手ブランドと開発したアイテムを単独のパビリオンで展示。クラシックな天然繊維中心のテキスタイルからテクニカルな素材開発によるアスリートスポーツ及びライフスタイル市場への拡大に向けて、クラシコの聖地で新しい試みがスタートしている。

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