1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ファッション

ヴァレンティノ、“今”と一体し鼓動を刻むオートクチュール【2018春夏クチュール】

FASHION HEADLINE / 2018年1月30日 15時0分

ヴァレンティノ2018年春夏オートクチュールコレクション

ピエールパオロ・ピッチョーリ(Pierpaolo Piccioli)によるヴァレンティノ(VALENTINO)が1月24日、パリの旧ロスチャイルド邸で2018年春夏オートクチュールコレクションを発表した。様々な技術を擁する伝統的なオートクチュールにリスペクトを示しつつも、現代に適合するスタイルを表現。レトロな雰囲気にまとめることもフューチャリスティックに見せるのでもなく。今という時代を強烈に感じさせる、ウルトラモダンなクチュールを示して見せた。

フィリップ・トレーシー(Philip Treacy)によるオーストリッチのフェザーハットをコーディネートしたファーストルックは象徴的。ドレープを描くボリュームあるボールガウンには、ワークウエア風のバギーパンツにオールハンドのバテンレースによるタンクトップを合わせている。ピッチョーリはプレタポルテでスポーツウエア、ワークウエアの概念を貪欲に取り入れているが、このクチュールコレクションでも1つの新しいスタイルを完成させていた。

ベージュにブルーのリボン、パープルにミントのリボン、そんな意外性ある色の取り合わせは、ルネッサンス期の画家ポントルモからインスパイア。フォルムは、初めてキャットウォークショーを開催したとされるイギリスのデザイナー、ルーシー・ダフ=ゴードン(Lucy Duff-Gordon)の作品から影響を受けたとするが、スポーティーかつマスキュリン・フェミニンな要素を加えることで印象の全く異なるスタイルに仕上げている。ボタニカルモチーフのガウンドレスやコートドレスも、カッティングの美しさを堪能できる新鮮な作品となっていた。

コレクションは全68ルックで、一点一点の完成度の高さには溜息がこぼれる程。フィナーレではプッチーニ作『トスカ』のアリア『Vissi d'arte』が流れる中、会場は感動の拍手で割れんばかりだった。






Courtesy of Valentino

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください