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ディオール、キム・ジョーンズによる2019年プレフォール メンズ コレクションションショーを東京で初開催。会場には空山基による巨大フィギュア

FASHION HEADLINE / 2018年12月4日 14時30分

ディオール(Dior)が11月30日、日本で初めて2019年プレフォール メンズ コレクションショーを東京・テレコムセンターにて開催した。メンズのアーティスティック ディレクター キム・ジョーンズ(Kim Jones)による2シーズン目のコレクションとなる。

会場は、現代アーティスト空山基により手掛けられた、高さ11メートルにも及ぶ巨大な女性フィギュアと桜模様に彩られ、未来的空間に。




日本の衣文化から着想を得たオートクチュール コレクション。着物の帯のようにドレープを施し結ばれた幅広のサッシュベルト、交差させることで身体を包み込むウエア、シームレスの滑らかなショルダーライン、着物のようなドレープ......いずれも伝統的な日本の衣類から導き出された繊細な表現で、クリスチャン・ディオールのコレクションでは繰り返し採用されている。キムは、さらに日本文化のハイパーモダンなリアリティを導き出した。伝統と現代を共存させ、クチュールの手法と最先端のテクノロジーを融合させることで斬新なハイブリッドを生み出した。






テーラリングは、ディオールらしい3つの要素「千鳥格子のツイード、ピンク色、パンテールプリント」を巧みにアレンジし再構築。千鳥格子のツイードは、アンティーク調の風合いになり、パンテールは水彩画調に。ディオールを象徴するバラは日本のサクラを思わせるピンク色で表現され、ディオール カラーのパールグレーと調和した。ファブリックは、メタライズ技術で加工され、全アイテムに採用している。




アクセサリーは、“カワイイ”イメージのサイズをもて遊ぶように縮小あるいは拡大され、セカンド ポシェットがチャームのようにあしらわれた。また、2002年に発表した「ストリート シック」アクセサリーシリーズより、バッグに取り外し可能な外ポケットのコンポーネントを復活。さらに、「サドル」バッグはキムのアレンジにより幾通りにも楽しめるデザインに仕上げられた。




舞台装飾を手がけた空山基とのコラボレーションでは、象徴的な女性型アンドロイドと、日本から着想を得た葉飾りをフィーチャー。「ディオール オブリーク」キャンバスにインクのようなミッドナイトブルーとサクラピンクのコントラストカラーで組み合わせた。Yoonデザインによるジュエリーは、頑丈で工業用品のようなチェーンはナットやボルトによりロボットと呼応。空山によってアレンジされたディオールのロゴは、ネックレス、リング、ブローチへと姿を変えた。








センターピースに配置された空山基による巨大ロボット。9月中旬より制作をスタートし、ペイントには20日間を要した。




>>ディオールのプレフォールコレクションに来場したデビッド・ベッカム、ケイト・モスらをキャッチ




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