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『スイミー』の原画が初来日! 絵本作品など約200点を展示する「みんなのレオ・レオーニ展」開催

FASHION HEADLINE / 2019年5月20日 13時0分

数多くの作品が日本でも親しまれている絵本作家、レオ・レオーニの展覧会「みんなのレオ・レオーニ展」が、7月13日から9月29日まで新宿の東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて開催。

「スイミー」1963年 水彩、モノタイプ 54.5×72.5cm スロバキア国立美術館
Swimmy ©1963 by Leo Lionni, renewed 1991/Pantheon On Loan By The Slovak National Gallery
Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family

赤い色をしたきょうだいたちの中で、唯一黒い魚の物語『スイミー』。小学校の教科書に掲載され、日本全国で親しまれている。作者のレオ・レオーニは、イタリアやアメリカでグラフィック・デザイナーとして活躍した後、『あおくんときいろちゃん』で、初めて絵本の世界に足を踏み入れた。ねずみの『フレデリック』や、しゃくとりむしの『ひとあし ひとあし』など、小さな主人公たちが「自分とは何か」を模索し、学んでいく物語を、水彩、油彩、コラージュなどさまざまな技法を用いて描いた。

「みんなのレオ・レオーニ展」では、ヨーロッパとアメリカを移動し続けたレオーニの波乱の生涯を、約200点の作品と重ね合わせながら紹介する。

「フレデリック」1967年 水彩、パステル、コラージュ、紙 51×63.6cm
Frederick ©1967, renewed 1995 by Leo Lionni / Pantheon
Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family

会場は、レオーニの人生をめぐる4つのキーワードで構成。1章「レオとアート」では、レオーニとアートの関わりをテーマに、自分の思いを投影させた絵本原画を中心に紹介。初めての個展に出品した作品や、9歳の誕生日プレゼントの思い出から生まれた油絵なども展示する。

2章「自分探し」では、自分が自分であることをポジティブに描き出し、私たちに生きる勇気を与えてくれる絵本を展示。特別コーナーとして初来日の『スイミー』の原画も紹介する。計5点の原画は絵本『スイミー』の絵とは少し異なり、絵本のパネルと比較しながら鑑賞できる。

「あいうえおのき」1968年 水彩、紙 51×63.6cmThe Alphabet Tree ©1968, renewed 1996 by Leo Lionni / Pantheon
Works by Leo Lionni, On Loan By The Lionni Family

3章のテーマは「平和を求めて」。“平和の大切さ”を表した絵本を取り上げる他、グラフィック・デザインの仕事から「芸術家は、作品を通して社会に貢献しなければいけない」というレオーニの思いをたどる。またレオーニの最初の絵本で、子どもの本に初めて抽象表現を持ち込んだ『あおくんときいろちゃん』の誕生秘話をパネルで紹介する。

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