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世界中を狂わせたヒミツの香り「チュベローズ」。禁じられるほど甘い、魅惑のフレグランスを特集

FASHION HEADLINE / 2014年11月12日 20時0分

すべての男性の視線を独り占めにしたい、憧れのあの人を独占したい、素敵な男性からエスコートされてみたい……。一生に一度でいいからモテる女性になってみたいと、密かな願望を抱いたことはありませんか?

あなたのまわりに、特別おしゃれに着飾っているわけでも、顔立ちやスタイルが抜群にいいわけでもなく、自然体なのに、なぜかモテる女性っていませんか?

もしかしたらそれは、「ある香り」を纏っているからかもしれません。

女性が香りの力を借りて男性を誘うことは、古くから知られていて、例えば、エリザベス1世の時代である16世紀、イギリスの国中が香水の虜になり、1770年に議会が通過させた特別法案「香水を使用して男性を結婚の罠に落とすことは無効なり」と警告をし、そのような女性は魔女のレッテルを貼られたとか。

その香りの代表格と知られている「チュベローズ」。和名「月下香(げっかこう)」。花香の中でもっともセクシーといわれ、暗くなるほど芳香が強まり、艶やかで濃艶な扇情的な夜の花。イギリス18世紀、ヴィクトリア朝時代の花言葉は、「危険な喜び」、「なまめかしさ」ともいわれ、20世紀はじめのフランスでは、良家と高級娼婦の香りにははっきりとした違いがあり、家柄のいい娘たちは、バラやスミレの花の香りをほのかに漂わせるのが定番。かのマリー・アントワネットもその組み合わせをこよなく愛したらしい。

これに対して高級娼婦は、チュベローズやジャスミン、パッチュリ、動物性香料のムスクやアンバーを用いた、あからさまにセクシーな香りを常用し、19世紀終わりから20世紀はじめにかけ、女性がどのような素性であるのかは、漂わせる香りで知ることができたとか。

まさにチュベローズは、甘く優雅で官能的な香り、時代を超え、その催淫効果で世の男性陣を魅了し続けている媚薬なのです。チュベローズの畑を横切ると、我を忘れて愛し合ってしまう可能性があるから、夜更けに恋人同士での通行は禁止されていたという有名なエピソードがあるほど強い魔力を持っています。

そんな香りを味方につければ、男性たちが放っておくはずがない。もしかしたら取り合いになるかもしれません!? これから紹介するフレグランスは、淫靡なチュベローズの香りを引き立たせつつも、上品かつ華麗でいて、大人の女性に最適なアイテムです。

(上から時計まわり)「クリード オードパルファム アクア イリス チュべローズ」(100ml 3万8,000円/ブルーベル・ジャパン 香水・化粧品事業本部・2015年1月28日発売予定)は、気品のあるリリーオブザバレーとリリーの香りに、オレンジやヴァイオレットリーフ、官能的なチュベローズやイリス、バニラが共存した目のくらむような色香が特徴。

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