ジョルジオ・アルマーニが2021年UEFA欧州選手権 イタリア代表選手団のオフィシャルスーツをデザイン

イタリアサッカー界のレジェンド「Enzo Bearzot」へのトリビュートとしてデザインされたスーツが初公開されました。

新型コロナウイルス蔓延のために延期されていたUEFA欧州選手権が6月11日から7月11日の期間に開催されます。これに際し、デザイナーのジョルジオ・アルマーニはイタリア公式選手団のオフィシャルスーツをデザインしました。

今回デザインされたスーツは、EMPORIO ARMANIのもの。このスーツはイタリアサッカー界のレジェンド、Enzo Bearzotへのトリビュートとして製作されました。Enzoは、自身がサッカー選手として活躍した後にサッカー指導者としてイタリアサッカー界に貢献。1982年にイタリアがワールドカップ制覇を果たした際の監督としても知られています。

今回デザインされたジャケットは、ライトブルーと白が合わさり、淡い色合いに仕上げられたマンダリンカラーのデザインで、軽量なコットンシアサッカー素材が用いられています。パンツはシンプルなブラックカラーのもの。大変ソフトな肌触りが抜群の着心地をもたらします。このリラックス感にあふれたスーツスタイルは、Enzoが生前、長きにわたり見せてくれたエレガントな佇まいにインスピレーションを受けたものです。今回はそのエレガントさに王道のイタリアンスタイルとアルマーニらしい美しいライン、ディテールを組み合わせ、特別な1着のスーツが誕生しました。

Belotti, Immobile, Pessina, Toloi --Credit Lucas Possiede
ジョルジオ・アルマーニはこう語ります。「私は、こうした非常に重要な選手権において、イタリア代表選手団のオフィシャルスーツをデザインできたことを誇りに思います。今回、スポーティでオーセンティック、かつエレガントであること、を重視してデザインに取り組みました。軽量でありながら品格に満ちたスーツは、今を生きる私たちが持つべき精神と共通しているものがあると感じます」

また、イタリアサッカー連盟会長：ガブリエレ・グラビーナは、「アルマーニ氏が、若く、エレガントで、そして決断力に優れたこの代表チームに対し、チームのこれらの特徴を見事に表現したスーツを作りあげてくれたことに対し、心から感謝しています。彼のスタイルは、アズーリ（イタリア代表選手団）に対してマンチーニ監督が示している方向性とも見事にマッチしています」とコメントしています。