博多駅近くで元交際相手を包丁で切りつけ 高校生2人について少年院送致の保護処分を決定 大分家裁

高校生2人を少年院送致

8月6日、JR博多駅近くで元交際相手の男性を切りつけたとして殺人未遂と銃刀法違反の非行内容で家庭裁判所に送致された高校生2人について、家庭裁判所は9月24日、少年院送致とする保護処分を決定しました。

これは8月6日、福岡市博多区の路上で、千葉県の当時50歳の男性が顔や腕などを包丁で切りつけられたものです。男性は大ケガをしました。

2日後に大分県日田市の高校1年の少女と高校1年の少年が逮捕され、その後、福岡地検は2人を殺人未遂と銃刀法違反の非行内容で福岡家庭裁判所に送りました。

福岡家裁は事件を大分家裁に移し、大分家裁が2人を保護処分にするか検察に「逆送致」するか少年審判を行っていました。

そして9月24日、2人を少年院送致とする保護処分を決めました。刑事処分より保護処分が妥当と判断したとみられます。

捜査関係者によりますと、少女は男性とSNSを通して知り合い、去年秋ごろから交際していたということです。現在の交際相手である少年と共謀して包丁で切りつけ、大ケガをさせた疑いで逮捕、送検されていました。