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外貨預金と円預金の違いは何? 初心者が知っておきたいポイント

ファイナンシャルフィールド / 2021年4月5日 9時30分

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外貨預金という言葉を聞いたことがありませんか? 何となくは知っていてもしっかり理解できている人が少ない外貨預金。今回は外貨預金と円預金の違いについて資産運用に興味を持ち始めた初心者が知っておきたいポイントをまとめました。

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外貨預金とは

そもそも外貨預金とは、預金を円ではなく外貨で行う預金のことをいいます。預けたお金に対して一定の利息が付くという預金の基本システムに変わりはないのですが、外貨で預金するということとの関係上、次のような違いが生じます。
 

高い金利を得られることがある

外貨預金が選ばれる理由の1つに金利の違いがあります。外貨預金では外貨の発行国によって異なる金利が受けられます。これにより低金利が続いている日本円で預金するよりも高い金利を受けられることがあります。
 

為替手数料が発生する

外貨預金は預け入れの際に円を外貨に換え、引き出す際には外貨を円に替えるという為替手続きが発生します。この手続きには円と外貨を交換するために為替手数料が発生します。この手数料は選択する外貨によっても異なるため、必ず金融機関に確認することが必要です。
 

預貯金の額が変動することがある

仮に日本円で100万円預金したとすれば、金利を除いた元本となる部分は1年経とうが10年経とうが100万円のままです。
 
対して外貨預金では、為替相場の変動により元本より高くなることもあれば、元本割れを起こし、当初預け入れた金額よりも低くなってしまうこともあります。
 
金利や為替変動で利益を得られるからとマイホームや結婚、子の進学費用などを全額外貨預金でしていたところ、為替変動により元本割れが起こってしまい資金が不足してしまっては目も当てられません。また、生活費や短期的に必要となるお金を全額外貨預金としてしまうと引き出す際に為替手数料がかさんでしまったり、資産を大きく目減りさせてしまう原因にもなりかねません。
 
外貨の相場は経済や政治の動向に大きく左右されるため、その点には特に注意が必要です。
 

外貨預金を行うならリスクの分散を考える必要がある

円預金と外貨預金との違いを確認すると、鋭い方は外貨預金は貯金というより資産運用の1つであるという結論に達するでしょう。実際、その認識は間違っておらず、正しい認識です。
 
そのため、外貨預金を検討する際はわれわれがよく利用する円での預貯金や定期預金とは異なるリスクを考え、それを低減しておく必要があります。外貨預金を行う際はリスクを低減するために次のような行動をすると安全性が高まります。
 

●一度に全額外貨預金とせず、複数回に分けて、定期的に外貨預金をする。
 
●複数の外貨で預金する
 
●長期間継続する

 
上記はドルコスト平均法と呼ばれる投資手法であり、これを実践することで外貨預金のリスクを極力減らしながら安定して資産形成を続けることができます。
 

外貨預金は円預金とは別物として考えるべき

外貨預金と円預金は同じ預金ではあるものの、外貨で預金することとの関係上さまざまな違いが生じます。外貨預金は資産運用の一環としての側面が強く、元本割れなどのリスクから短期的な預金を目的とした利用では不安定なものになります。
 
外貨預金を始めるのであれば、リスクについても考慮し、開始当初は生活費や短期的に必要なお金を除いた部分で行う資産運用の一環として利用するにとどめておく方が無難でしょう。
 
執筆者:柘植輝
行政書士
 

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