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投資信託の配当金! 分配型、無分配型、再投資、どう選べばいいの?

ファイナンシャルフィールド / 2019年2月19日 7時53分

個別株がいくつも組み込まれている投資信託でどれだけもらえるのかは、投資信託を作った運用会社の考え方次第 まずは投資信託の収益(平たく言うと皆さんの懐に入る儲け)について、売却益(キャピタルゲインといいます)と保有している […]

個別株がいくつも組み込まれている投資信託でどれだけもらえるのかは、投資信託を作った運用会社の考え方次第

まずは投資信託の収益(平たく言うと皆さんの懐に入る儲け)について、売却益(キャピタルゲインといいます)と保有している限りもらえるインカムゲインに分かれることを確認しましょう。売却益(キャピタルゲイン)とは、皆さんが1万円で投資信託を1月10日に購入し、12月10日に10800円で売却した場合の利益(儲け)のことです。インカムゲインというのは、その投資信託を保有している限り、運用会社が定めた分配方針に基づいてもらえるお小遣い、と考えてください。商品に「毎月分配型」とあるのは、そのお小遣い(インカムゲイン)が「毎月もらえますよ。」という意味です。「無分配型」というのは「基本的に分配金として少しずつ皆さんにお出しするのではなくて、我々ファンドマネジャーが増えたものをそれまでの元本といっしょにして運用しますよ」というものです。つまり再投資型=無分配型と考えて差支えないと思います。ここで気をつけなくてはいけないのは、利子とは違って「運用した成果の一部を解約する」というイメージを持っていただくことです。つまり、皆さんがお金を出して投資した分をファンドマネジャーにおまかせして、あとでドカーンと解約時(=換金時)にまとめて受け取るのが無分配型(再投資型)、少しずつ受け取るのが分配型、それを毎月受け取るのが毎月分配型というわけです。

投資信託で得られる分配金のイメージ

お小遣いの足しにしたければ分配型、とにかく貯めたければ再投資型(無分配型)

毎月分配型にニーズがもっともマッチするのが、年金を受給していらっしゃる方ではないかと思います。最近の年金の受給額は徐々に減額されています。そのうえ、介護保険料はじわりと負担増の傾向にあります。ですから、「こんなはずではなかった」という、毎月の生活費の減少分を補てんするために、毎月分配型を選択されるというのが年金受給者の方の活用方法です。これに対して、とりあえず使い道はないので、できるだけ貯めておきたい、と考える方は、途中にちびちびお小遣いという感覚で口座に入ってこなくてもいいので、あとでまとめてがっぽりいただきたくほうがいいということで再投資型(無分配型)を選択していらっしゃいます。

少しずつ通帳に小遣いが溜まっているような感覚はありますが、その都度課税されていることを忘れずに

さてこここまでお伝えして、投資したお金を「ちびちびもらう=毎月分配型」VS「まとめてもらう=無分配型・再投資型」というざっくりした分類が整理できたかと思います。ここで一つ注意ですが、まとめてもらう場合は、いわゆる定期預貯金と同じような感じで、その時に課税されますよね。毎月分配型は、もらうごとにその「お小遣い」から課税されていることを確認してください。(厳密にいえば課税されない場合もありますが、それはまた別の機会にお伝えします)。
少しずつ収益を受け取って、その都度課税される。でもその口座に入るお金を皆さんはどうされますか?ほとんどの場合が、「そのまま」です。もちろん前述したとおり、毎月受け取る年金では生活費を賄えないので、その補てんとして「使う」というのであればいいのですが、活用することなくただ「眠っている」ということになるのであれば、毎月分配型を選択する意味があるのかどうかと思いますね。

 

最後にまとめます。株式投資をするにあたって、分配型というのは、少しずつ前倒しで投資したお金とそれをもとにして増えた収益を受け取る方法、無分配型=再投資型というのは、投資したお金とそれをもとにして増えた収益を併せてまたファンドマネジャーが運用を続ける方法。受け取るときは、皆さんが請求をしなければならないものです。ただし、少しずつ受け取る分配型は、受取時に、NISAを利用していなければ、20.315%ずつ課税されてその控除後の金額になっていることに注意が必要です。

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