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私は浪費家? 世帯年収に対する貯蓄の割合

ファイナンシャルフィールド / 2021年7月10日 3時10分

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家族構成やライフスタイルにより、家計で貯蓄に回す額はさまざまでしょう。   今回は世帯収入のうち、どの程度の貯蓄ができていないと浪費している世帯となってしまうのか、家計の貯蓄割合と浪費について考えていきます。

浪費家の境目はどこにある?

「浪費家」といっても、その定義は人によりさまざまです。松井証券株式会社が、子どもと親がいる全国の20~60代の男女合計800名を対象に行った「老後資金に関する調査」によれば、年間の貯蓄額が年収の10%未満の場合は浪費家であると考える人が大多数となっています。
 
この結果から、毎年の貯蓄額が年収の10%以上となっているか、それとも10%未満であるかが浪費家の境目といえそうです。逆に年収のうち、30%以上を貯蓄に回せている場合は貯蓄できている世帯と考える方が多いようで、貯蓄家と一般的な家庭との境目はそこにあるといえそうです。
 
つまり、年間貯蓄が年収の11%から29%の間にあれば、基本的には収支のバランスがほどほどの一般的な家計といえるのではないでしょうか。
 

なぜ浪費をしてしまう?

浪費をしてしまう理由は世帯によってさまざまです。職場での休憩時間に毎日自販機でドリンクを買ってしまう、コンビニで買い物を済ませてしまうなど、ちょっとしたことの積み重ねの結果、大きな支出となっているケースもあれば、単に収入に見合わない生活をしている場合もあります。
 
その他にも多忙が故、時間を確保するために支出が多くなったり、高収入の世帯においては「収入が高いから大丈夫」と気楽に構えていることが原因であることも少なくありません。
 
なぜか貯蓄ができていないというのであれば、まずは家計の見直しをして、お金の流れを確認してみると浪費の原因が見つけられるはずです。
 

浪費をしていると何がまずい?

浪費をしても一応は生活ができていれば問題ないと思われる方もいらっしゃることでしょう。しかし、浪費が続くと年齢を重ねるごとに理想と現実のギャップが大きくなり、若いころの生活を後悔することにもなりかねません。
 
実際、「あなたの現在の世帯貯蓄額と、あなたが思う、現在の生活における理想の世帯貯蓄額を教えてください。」との問いに対しては、世帯の年代が上がっていけば行くほど理想と現実の差が大きくなっています。
 

出典:PR TIMES 「<世代別の老後資金に関する実態を発表>年収に対する貯蓄の割合、10%以下は「浪費家」、30%以上は「貯蓄家」と認定!」
 
世帯年齢が20代のうちは理想の貯蓄額が480万円であることに対し、現実は100万円の貯蓄(中央値ベース)と380万円の差となっています。しかし、これが60代になるころには、理想の貯蓄額3000万円に対して現実は1200万円(中央値ベース)と、理想と現実の差はなんと1800万円にまで大きく乖離します。
 
若いころは気力も体力も充実しており、まだ人生の先は長いと安心しがちですが、世帯の年齢が上がってくると現実が重くのしかかります。
 
実際、調査対象となった全世帯の83.6%が老後に不安があると回答している上、60代世帯の91.4%が貯蓄だけでは老後資金が足りないと感じています。
 

年間の貯蓄額が世帯年収の10%未満では浪費家かも?

世帯の年収に対して年間の貯蓄額が10%未満となってしまっている場合、浪費家といえるかもしれません。適度な支出は人生を豊かにしてくれるものですが、だからといって支出が増えれば将来への備えができず、いざというときや老後に困ってしまうことにもなりかねません。
 
もし、年間貯蓄額が世帯年収の10%未満であれば、取りあえずは10%以上となるよう家計を見直してみてはいかがでしょうか。
 
出典
PR TIMES <世代別の老後資金に関する実態を発表>年収に対する貯蓄の割合、10%以下は「浪費家」、30%以上は「貯蓄家」と認定!
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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