最高ランクのクレジットカードとは? 特徴・申込条件・メリットを解説
ファイナンシャルフィールド / 2021年7月23日 9時30分
クレジットカードを持つ方のなかには「いずれは最高ランクのクレジットカードを持ちたい」と考えている方も多いでしょう。しかし、ランクが上がると何が変わるのかや、ランクを上げる方法はよくわからないという方もいるのではないでしょうか。 最高ランクのクレジットカードであるブラックカードと下のランクのカードとの違いは、年会費や付帯サービスの内容などにあります。また、保有するまでのハードルも、低ランクのカードと比べると高いのが特徴です。 この記事では、最高ランクのクレジットカードの特徴や申し込みの条件、保有するメリットなどをまとめました。クレジットカードのランクを上げたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
クレジットカードのランクとは?
クレジットカードには、付帯するサービス内容や特典、利用限度額、年会費などによる順位付けがあります。この順位付けが「ランク」と呼ばれるものです。
クレジットカードのランクは一般的に、シルバー(一般)⇒ゴールド⇒プラチナ⇒ブラックの順に高くなります。しかし、ブラックカードを発行しているクレジットカード会社は限られており、プラチナカードが最高ランクである場合が少なくありません。
ランクが上がるほどカード発行にともなう審査は厳しい傾向にあり、入手のハードルは上がります。また、年会費も高ランクのカードほど高いと考えてよいでしょう。その分、サービスや特典内容はランクに応じて手厚くなっていき、利用限度額も上がります。
ただし、違う種類のカード間では、単純に名称だけでランクの高さを比較できません。例えば、利用限度額が100万円のA社のゴールドカードと200万円のB社のシルバーカードでは、後者のほうが高ランクだといえます。
最高ランク「ブラックカード」の特徴
ブラックカードは、一部のクレジットカード会社のみが発行する、最高ランクのクレジットカードです。発行する会社によって詳細は異なるものの、ブラックカードにはおおよそ次のような共通の特徴があります。
●招待制の場合が多い
●年会費が高額な場合が多い
●優待やサービスが充実している
以下で、それぞれの特徴について詳しくみていきましょう。
招待制の場合が多い
ブラックカードの入会は、クレジットカード会社からの招待制(インビテーション制)である場合がほとんどです。そのため、ブラックカードを持ちたいと思っても誰でも申し込めるわけではありません。
まずはブラックカードよりも低ランクのクレジットカードを保有することが、ブラックカードを持つためのスタートラインです。利用実績を重ねるなどの条件を満たし、クレジットカード会社からの招待が届いて初めて、ブラックカードを申し込む資格を得られます。
年会費が高額な場合が多い
ブラックカードの年会費は通常、下のランクのカードと比べると高額に設定されています。金額は数万~数十万円程度までと、カードの種類によって大きく異なります。また、カードによっては、入会金や家族カードの年会費が別途必要なものもあります。
カードを保有するだけで毎年高額の年会費が発生することを考えると、ブラックカードは持ち手を選ぶクレジットカードだといえるでしょう。
その代わり、次で説明しますが、付帯するサービス内容は非常に手厚いものです。付帯サービスに年会費以上の価値を感じるかどうかが、招待を受けたとき申し込むか否かを判断するポイントになるのではないでしょうか。
優待やサービスが充実している
ブラックカード会員になると、他のランクのカードと比べて手厚い優待サービスや特典を受けられます。具体的なサービスの例は、次のようなものです(実際の付帯サービスはカードの種類により異なります)。
■専任コンシェルジュがつく
専任コンシェルジュがつき、365日24時間体制で、宿泊や移動の手配、旅行プランの相談など、さまざまな要望に対応してもらえます。
■限定イベントへの招待
スポーツの観戦ツアーやミニクルーズ、乗馬など、会員限定のイベントが用意されています。
■高級レストランの優待サービス
限定メニューの提供、コース料理のアップグレード、同伴者1名無料、送迎サービスなど、さまざまな優待を受けられます。
■各種施設の優待サービス
映画館や美術館、空港ラウンジ、ゴルフ場、ヘアサロン、スポーツジムなど、さまざまな施設で、会員限定サービスを受けられます。
■商品の優先購入の案内やプレゼント
入手困難な商品の優先購入の案内や、人気ブランドアイテムなどのプレゼントなどを受けられるカードもあります。
■手厚い付帯保険
旅行傷害保険や購入商品の破損・盗難の補償、交通事故傷害保険など、さまざまな保険が付帯します。
最高ランクのクレジットカードを持つための条件は?
最高ランクのクレジットカードであるブラックカードを持つためには、クレジットカード会社からの招待を受け取る必要があります。しかし、招待の条件は公表していないクレジットカード会社がほとんどです。そのため「こうすれば絶対に招待を受け取れる」と言い切れる条件はありません。
一般的には、次のような項目で条件を満たすことで、ブラックカード会員に招待される可能性があると言われています。
●クレジットカードの利用実績
●年間の利用額
●収入、社会的ステータス
プラチナカードなどブラックカードに近いランクのクレジットカードの利用実績が、招待につながること考えられます。継続して利用するだけではなく、延滞などのトラブルを起こさないことも重要です。
また、年間の利用額が招待の条件となるケースもあると予想されます。利用額が条件になる場合は、かなり高額な利用が基準ラインになっていると考えられるでしょう。
また、ブラックカードの年会費や利用限度額の高さなども考え合わせると、それに見合う収入の高さや社会的な地位を持つ人を選んで、招待が送られている可能性もあります。
ブラックカードを持ちたいと考えるなら、まずは、クレジットカードのクリーンな利用実績を積み、利用額を上げることから対策するとよいかもしれません。
最高ランクのクレジットカードを持つメリット
最高ランクのクレジットカードを持つと、次のようなメリットがあります。
●付帯サービスや保険が手厚くなる
●利用限度額が高くなる
●信用や社会的地位の高さの証明になる
最も大きなメリットは、付帯サービスや保険が下のランクのクレジットカードと比べて手厚くなる点でしょう。ブラックカードやプラチナカードには、会員限定のサービスが多数付帯しています。旅行傷害保険が旅行費用をそのカードで支払っていることが条件の「利用付帯」から、無条件で付帯する「自動付帯」に切り替わるなど、保険の内容も手厚くなります。
利用限度額も、クレジットカードのランクが上がるほど高く設定されるのが一般的です。利用限度額が上がることで、金額に縛られずクレジットカードを利用しやすくなります。
また、ブラックカードなどの高ランクカードを所持しているということは、クレジットカードが定める厳しい審査基準をクリアしたということです。そのため、高ランクカードを所持しているだけで、信用や社会的なステータスの高さの証明にもなります。
最高ランクのクレジットカードには最高のサービスがついてくる
最高ランクのクレジットカードは、審査が厳しく年会費も高額です。さらにクレジットカード会社から招待を受けなければ申し込みすらできないため、誰でも持てるわけではありません。
しかし、保有に至るまでのハードルが高い分、付帯サービスや保険は非常に充実しています。また、保有するだけで社会的な信用を証明するツールにもなるでしょう。
もしも最高ランクのクレジットカードに申し込む機会に恵まれた場合は、高額な年会費を支払っても所持するメリットがあるかどうかを、よく検討することが大切です。下のランクのクレジットカードとも比較して、自身のニーズに合うクレジットカードを選びましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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