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キャッシュレス決済のおさらい。初心者でも使いやすいものは?

ファイナンシャルフィールド / 2021年8月20日 1時20分

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買い物をしたとき、レジの横に利用できるキャッシュレス決済のマークがたくさん表示されているけど、何が何やらよく分からないという方。キャッシュレス決済の種類や特徴を知って、スマートにお会計してみませんか?   新型コロナウイルス感染症の予防対策としても、不特定多数の人が触れる現金ではなく、必要最低限の接触で済むキャッシュレス決済の方が好まれる傾向は間違いなくあると思います。   ぜひ仕組みを理解して、ご自身が使いやすいキャッシュレス決済を選択してください。

そもそもキャッシュレス決済とは?

キャッシュ=現金、レス=ではない、というわけで、キャッシュレス決済とは現金を使わない支払方法のことをいいます。キャッシュレス決済にはクレジットカード、デビットカード、電子マネーなどがあります。
 
それぞれの特徴を見ていきましょう。
 

クレジットカードとは

クレジットカードはカード会社によって、 アメリカン・エキスプレス、VISA、Mastercard、JCBなど、海外・国内での決済システムなどを提供する提携ブランドがあります。
 
店舗の入り口やレジ横に提携ブランドのマークが表示されていれば、そのクレジットカードで支払いができるということです。
 
カードの申込時には審査があり、基準はカード会社ごとに異なりますが、18歳以上の方で職業や収入などの審査項目に通った場合のみ、カードを作ることができます。
 
年会費が無料、有料のカードがあるほか、年収や信用実績などの条件に応じてゴールドやプラチナ、ブラックなど、ランク別にカードの種類が色分けされたものもあります。
 
利用額に応じてポイントが付与されますが、そのポイント還元率もカード会社によって異なります。カードを申し込む際には、会費とポイント還元率をチェックしてから選ぶと良いでしょう。
 
クレジットカードには、買い物をしたときに支払回数や支払方法を選べるという特徴があります。「一括払い」「分割払い」「リボルビング払い(リボ払い)」などがありますが、選ぶ際には注意すべきことがあります。
 
それは分割払い、リボ払いを選んだ場合、金利手数料(利息)がかかってくるという点です(ただし分割の2回払いは手数料が基本は無料)。つまり、買い物の代金とは別に費用が発生するわけです。
 
例えば高額な買い物をする場合、支払いを複数回に分けて毎月の支払額を抑える分割払いや、毎月の支払額を一定にできるリボ払いは便利な支払方法ともいえますが、いずれも一括払いと比べて手数料により総支払額が多くなることは必ず覚えておきましょう。
 
特にリボ払いは支払残高が増えると返済が長期化していくため、その分の金利が毎月かかってきます。金利はカード会社によっても異なりますが、仕組みをしっかりと理解し、申込時に金利手数料などをよく確認してください。
 
クレジットカードで支払った代金は、後日、銀行口座からの引き落としとなります。
 
引き落とし日はカード会社ごとに決まっており、自動的に口座から引かれるので、カードを使ったことをうっかり忘れていると、思いがけず大きな額が引き落されて驚くことになりかねません。クレジットカードは計画的に利用できる方におすすめです。
 
このほかにもキャッシングといって、お金を借りることもできます。こちらも金利手数料や返済方法を確認してから、手元にお金がないけど今すぐどうしても必要、という場合に備えて知っておきたいですね。
 
また、車に乗る方は有料道路の料金の支払いをキャッシュレス化できるETCカードを発行できるのもクレジットカードの特徴です。
 

デビットカードとは

クレジットカードと同様にVISA、Mastercard、JCBなどのブランド付きのものと、J-Debitという銀行のキャッシュカードにデビットカードの機能が付いているものがあります。
 
クレジットカードと同様、レジ横などに対応するブランドマークかJ-Debitのマークがあれば支払時に利用可能です。原則15歳以上(中学生を除く)で銀行口座を持っていれば無審査で作ることができます。
 
デビットカードでの支払いは、利用額が銀行口座から即時、引き落とされるのが特徴です。支払方法は一括払いのみで、口座残高を超える額は利用できません。
 
デビットカードにはポイント付与サービスのほかに、キャッシュバックという特典付きのカードもあります。
 
利用した金額に応じて、カード会社ごとの還元率に基づいたキャッシュバック額が銀行口座に後日振り込まれるというもので、ポイント払いや景品との交換など、ポイントの使い方がよく分からないという方には、自動的に振り込まれるキャッシュバック付きがおすすめです。
 
振り込まれたキャッシュバック額は通帳記帳などで確認できます。また、デビットカードは海外ATMで現地通貨を引き出すことができるので、新型コロナウイルス感染症の終息後、海外旅行を考えている方などは検討してみてはいかがでしょうか。
 

電子マネーとは

代表的な電子マネーとしては、SuicaやPASMOなどに代表される交通系、スーパーやコンビニなどが発行するnanaco、WAONなど流通系のほか、PayPayやLINE Pay、メルペイといったQRコード(バーコード)を決済に利用するするタイプがあります。
 
こちらも利用できる店舗などはそれぞれのマークの表示で確認できます。電子マネーでの決済には大きく分けると2種類の方式があります。
 
1つは、あらかじめICカードやスマホアプリに利用残高をチャージ(入金)しておくのがプリペイド式で、チャージした額を超えて使用することは原則できません。もう1つはポストペイ式で、クレジットカードと連携させて、利用した金額が支払日に引き落とされる方式になっています。
 
また、オートチャージといって、残高が不足しないようにあらかじめ設定した額が自動的にチャージされる機能が付いているタイプもありますが、使い過ぎを防止したい場合は利用しないほうが無難でしょう。
 

キャッシュレス決済で感染予防、新サービスも続々

カードやスマホをかざすだけで支払いができる非接触型のキャッシュレス決済なら、前述した新型コロナウイルス感染予防という観点からも時代に合った支払手段といえます。
 
非接触型は電子マネーの交通系ICカードやモバイルアプリのイメージがあると思いますが、クレジットカードやデビットカードにも非接触型があり、対応する店舗などでスムーズな支払いが可能です。
 
また、キャッシュレス決済で貯めたポイントを投資に回したり、利用状況に応じて少額融資を受けることができるなど、買い物の支払いだけではない新たなサービスや機能が続々と登場しています。
 
初めて利用する場合は難しいと感じるかもしれませんが、それぞれの特徴や便利な機能、サービスなどを知り、さまざまな使い方を試しながらキャッシュレス決済を楽しんでみてはいかがでしょうか。
 
参考
経済産業省 キャッシュレス
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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