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光熱費の平均額はいくら? 光熱費を節約するためのポイントとは?

ファイナンシャルフィールド / 2021年9月7日 3時0分

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コロナ禍で在宅時間が以前より増えている分、自宅で快適に過ごすことの価値が見直されたようにも感じます。   料理をすることが増えた、冷暖房を使う時間が長くなった、手洗いの回数も増えた。こういった昨今の状況を受けて、今まであまり気にも留めていなかった光熱費や水道代の明細書が気になっている方も多いのではないでしょうか。   今回は光熱・水道費の平均と、節約するポイントを見ていきましょう。

実際の光熱・水道費の平均額は?

総務省の家計調査報告によると、2021年6月分の1ヶ月当たりの光熱・水道費は、2人以上世帯で1万8747円となっています。その内訳は、電気代8488円、ガス代4421円、上下水道代5443円、灯油などその他の光熱費395円でした。
 
みなさん、平均より上回っていますか? それとも安く済ませられていますか?
 

SDGsと節約の密接な関係

節約を実践するには、動機付けをしっかりしておいた方が継続でき、良い結果が伴います。そこでおすすめなのが、SDGs(エス・ディー・ジーズ)を意識してみる! ということです。
 
近年の気候変動に関するニュースをはじめ、夏に繰り返される未曽有の大雨に伴う水害、命に危険を及ぼすほどの酷暑。これらは、世界的な二酸化炭素の排出量の大幅な増加がもたらす人災ともいわれています。
 
この流れを止めるにはどうすればいいのか、貧困や平和などさまざまな要素も含めて考慮し、対策を講じていくために国連サミットで採択されたのが、持続可能でよりよい世界を目指すSDGs(Sustainable Development Goals)と略される国際目標です。
 
SDGsは、昨今よく耳にする脱炭素社会(温室効果ガスの排出量、実質ゼロを目指す社会)とも関わっています。
 
家庭で使用する電気などのエネルギーを作る際は、特に石化燃料を原料とした場合、二酸化炭素が大量に発生します。日常的な節電などで省エネルギーを心がけることは、世界規模のテーマであるSDGsの考え方とつながります。
 
SDGsについて知り、節約へのやる気が高まってきたところで、具体的な方法を見ていきましょう。
 

水の節約

新型コロナウイルス感染症対策の1つといえば、手洗いです。自宅でも手洗いの回数を増やすことはあっても、水道代の節約のために減らすことはできません。では、他にどんなことで水道代を節約できるのでしょうか。
 
洗顔や歯磨き、入浴時などに水は流しっ放しにせず、こまめに止めるのは基本として、節水シャワーヘッドに替えたり、食器や衣類のつけ置き洗いなど水をためて使うことも大事です。細かいことですが、ちりも積もればです。
 
また、食洗器の導入もおすすめです。製品の説明を見ると、使用時の水の量をいかに節約できるか具体的な記載があるので目安になるでしょう。
 

ガスの節約

自宅でコーヒーやお茶を飲むときなど、お湯を沸かすたびにガスコンロを使っていませんか? 保温ポットや魔法瓶に沸かしたお湯を入れておくと、その回数を減らせます。
 
また料理を作る際、ゆでる、煮込むなど長時間ガスを使うような調理では、圧力鍋や電子レンジを使うことで時短=ガスの節約ができるので、試してみてはいかがでしょうか。
 
お風呂の追い炊き機能をできるだけ使わないことも効果的です。ライフスタイルがバラバラだったコロナ禍以前の生活より、家族が一緒にいる時間が長くなってるご家庭は、ぜひ実践してみてください。
 

電気の節約

電力会社や利用プランの見直しによって、電気代を節約できる場合があります。現在は電力の小売全面自由化により電力会社を自由に選べます。
 
大手電力会社は2部料金制といって、基本料金(使用の有無に関係ない定額料金)+従量料金(決められた電力量単価から使用量に応じて算出された料金)の合計額を支払う仕組みになっています。
 
自由化で新たに生まれている電力会社では、この料金体制にしばられることなく、基本料金がゼロであったり、従量料金の単価の段階性がなく一律のもの、節電によって割引が適用されるなど、さまざまなプランがあります。
 
それぞれの内容を確認し、ご家庭のライフプランに合っている電力会社やプランを探して節約につなげるのもいいのではないでしょうか。
 
電気代の節約では、エアコンや冷蔵庫といった大型家電の使い方もポイントになります。
 
例えば冷蔵庫の場合、これは食品ロスを防ぐことにもなるのですが、冷蔵庫の中身をすっきりさせて消費電力を減らすことができます。一般的に冷蔵庫は、食品をぎゅうぎゅうに詰め込まず、ゆとりがあるくらいの方が冷蔵効率が良くなります。これに加え、ドアを開ける回数を減らすことも意識して冷蔵庫を使ってみてください。
 
新しい家電に買い替えるのも節電につながります。家電は古い製品より、新製品のほうがエコ=節電効果が高くなっています。例えば環境省の「しんきゅうさん」など、家電の種類や製品ごとに電気代を比較できるサイトもありますので、買い替えを検討する際は参考にしてみてはいかがでしょうか。
 
出典
総務省 家計調査報告(二人以上の世帯) -2021年(令和3年)6月分及び4~6月期平均-
外務省 SDGsとは
環境省 カーボンニュートラルとは
経済産業省資源エネルギー庁 電気料金の仕組みについて
経済産業省資源エネルギー庁 家庭向け省エネ関連情報 無理のない省エネ節約
環境省 省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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